食べる ん ご の うた。 朝ごはんを食べると学力が向上するって本当?~食事の大切さについてどう伝えるか~(成田崇信)

たべるんごのうた (sm36210300) [動画記事]

食べる ん ご の うた

1.なぜ「食育」が大事なの? 食をめぐる課題の解決に、「食べる力」=「生きる力」を育むことが重要 食育は、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎と位置付けられるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人間を育てるものです。 こうした「食育」がいま重要とされる背景には、近年、食に関連した様々な課題が浮上していることがあります。 例えば、栄養の偏りや不規則な食事などによる肥満や、それらが原因と考えられる生活習慣病の増加がみられます。 また、若い女性を中心にみられる過度のダイエット志向に加え、高齢者の低栄養傾向等の健康面での問題も指摘されているところです。 また、食の安全や信頼にかかわる問題や、外国からの食料輸入に依存する問題など、食を取り巻く環境が大きく変化しています。 こうした中で、食に関する知識を身に付け、健康的な食生活を実践することにより、心と身体の健康を維持し、生き生きと暮らすために、食育を通じて、生涯にわたって「食べる力」=「生きる力」を育むことが重要になっているのです。 食育によって身に付けたい「食べる力」には、食事を通じて「心と身体の健康を維持できること」、「食事の重要性や楽しさを理解すること」、「食べ物を自分で選択し、食事づくりができること」、「家族や仲間と一緒に食べる楽しみを味わうこと」、「食べ物の生産過程を知り、感謝する気持ちを持つこと」などが含まれます。 これらは、子供のころから家庭や学校、地域など様々な場所で学び、身に付けていくものです。 そして、大人になってからも生涯にわたって実践し、育み続けていくものです。 さらに大人には、そうした食の知識・経験や日本の食文化などを「次世代に伝える」という役割もあります。 食育を実践するのは、皆さん一人ひとりです。 以下に紹介する日常生活の中での主な取組を参考に、できることから食育を始めましょう。 2.健全な食生活を実践するには? 「朝ごはん」から始める規則正しい食生活 食生活と健康は深く関係しています。 朝ごはんを食べないと、1回の食事の量が増えて食べ過ぎることがあり、肥満や生活習慣病の発症につながることがあります。 栄養バランスのとれた、規則正しい食生活をするために、次のようなことから実践してみましょう。 (1)朝ごはんをきちんと食べる 「朝は忙しくて、朝ごはんの支度をしたり食べたりする時間がない」「朝ごはんより寝ていたい」「朝ごはんくらい抜いたって大丈夫」と考える人がいるかもしれません。 しかし、朝ごはんは1日のパワーの源であり、朝ごはんを食べると、寝ている間に低下した体温を上昇させ、からだは1日の活動の準備を整えます。 また、毎日朝食を食べる子供ほど、学力調査の平均正答率や体力テストの合計点が高い傾向にあるという調査結果も報告されています。 1日の食事を規則的にとり、生活リズムを作っていくことが、健康的な生活習慣にもつながります。 朝ごはんで、生き生きとした1日のスタートを切りましょう。 下記のページに、朝ごはんをきちんと食べるための工夫が紹介されていますので、ぜひ、参考にしてください。 コラム 子供の朝食欠食は、近年、増加傾向にあります。 小・中学生の朝食欠食率は、一時期は減少傾向がみられたものの、近年は増加傾向がみられます。 第3次食育推進基本計画では、朝食を欠食する子供(小学生)の割合を令和2年度(2020年度)までに0%とすることを目標としていますが、平成30年度(2018年度)は、5. 5%であり、第3次基本計画作成時の調査結果(4. 4%:平成27年度(2015年度))と比べて、1. 1ポイント増加しています。 過去の調査によると、朝食を食べない理由としては、小学生、中学生とも、「食べる時間がない」、「食欲がない」の順に多く、それぞれ約4割を占めていました。 文部科学省「全国学力・学習状況調査」において、「朝食を毎日食べていますか」とともに、「毎日、同じくらいの時刻に起きていますか」、「毎日、同じくらいの時刻に寝ていますか」という質問もしていますが、「毎日、同じくらいの時刻に起きていない」、「毎日、同じくらいの時刻に寝ていない」小・中学生の割合が平成29年度(2017年度)から平成30年度(2018年度)までにかけて増加しています。 また、これらの小・中学生ほど朝食欠食率が高い傾向がみられます。 子供の朝食欠食率の推移 注:1)朝食を「全く食べていない」及び「あまり食べていない」の合計 2)小学6年生、中学3年生が対象 3)平成23年度は、東日本大震災の影響等により、調査を実施していない。 (資料:文部科学省「全国学力・学習状況調査」) (2)栄養バランスを考える 食事を作ったり、選んだりするときに、主食、主菜、副菜を組み合わせ、栄養バランスのとれた食事を意識しましょう。 栄養バランスのよい食習慣の人は、そうでない人と比較して死亡のリスクが低くなることが報告されています。 ・主食 ごはん、パン、めんなどの穀類を主な材料にした料理。 炭水化物を多く含み、エネルギーの元になる。 ・主菜 魚、肉、たまご、大豆を主な材料にした料理。 たんぱく質や脂質を多く含む。 ・副菜 野菜、いも、海藻などを主な材料にした料理。 いろいろなビタミン、鉄、カルシウム、食物繊維などを多く含む。 「主食」、「主菜」、「副菜」を組み合わせた食事の参考になるものとして、1日に何をどれだけ食べればよいかの目安を示した、「食事バランスガイド」があります。 これは、「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5つの料理区分に分け、それぞれの料理区分の1日分の適量と料理例をイラストで分かりやすく示したものです。 食事バランスガイドの活用方法は、下記のウェブサイトなどに紹介されています。 上手に活用して、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。 また、「日本型食生活」は、ごはんを中心に、魚、肉、牛乳・乳製品、野菜、海藻、豆類、果物、茶など多様な副食などを組み合わせ、栄養バランスに優れています。 ライフスタイルに応じて、日本型食生活を積極的に取り入れましょう。 3.食べることの「楽しみ」って? だれかと一緒に食事をつくったり食べたりすると、おいしさも楽しさもアップ 何人かで食卓を囲む食事の場は、コミュニケーションの場でもあります。 しかし、最近は、核家族化やライフスタイルの多様化などによって、家族みんなが集まって食事をする機会が減ってきているといわれています。 また、若者からお年寄りまで、一人暮らしの人も多くなっています。 一人だと食事の支度が面倒で料理をしなくなったり、食欲が出なかったりする人も少なくありません。 一人で食べることが多い人は、家族や仲間と、会話を楽しみながら、ゆっくり食事をする機会を増やしていきましょう。 みんなで一緒に食卓を囲んで、共に食べることを「共食(きょうしょく)」と言います。 共食には、一緒に食べることだけではなく、「何を作ろうか」と話し合って一緒に料理を作ったり、食事の後に「おいしかったね」と語り合ったりすることも含まれます。 子供がいる家庭では、家族みんなで一緒に食卓を囲むことによって、子供たちが食事の楽しさを実感することができます。 また、箸の正しい持ち方や 食事のマナー、「いただきます」「ごちそうさま」といった食事のあいさつ、栄養のバランスを考えて食べる習慣や食べ物を大事にする気持ち、郷土料理や季節の料理といった食の文化などを、親や祖父母から子供に伝える良い機会にもなります。 一人暮らしの人は、友達や仲間を誘って一緒に食事をつくったり、食べたりする機会を増やしてみませんか。 一緒にお弁当を食べたり、食堂で食べたり、誰かの家でホームパーティーをしたり。 地域の食事会や食のイベントなどが開催されている場合もありますので、積極的に参加して、一緒に食べる楽しさを味わいましょう。 近年、地域住民等による民間発の取組として無料または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する子供食堂等が広まっており、家庭における共食が難しい子供たちに対し、共食の機会を提供する取組も増えています。 なお、本年は新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、5月4日に公表された「新しい生活様式」において、食事については「料理に集中、おしゃべりは控えめ」とされていますので、食卓において自らが周囲に感染を拡大させることがないよう、一人一人が心がけて食事をしましょう。 コラム 食事を共にする頻度が高い人は、食生活が良好な傾向があります。 その報告によると、誰かと食事を共にする頻度が高い人は、(1)心の健康状態について、「気が散る・根気がないなどの精神的な自覚症状が少ない」、(2)食生活について、「ファストフードの利用が少ない」、「野菜や果物など健康的な食品の摂取頻度が高い」といった傾向がみられました。 農林水産省の「食育に関する意識調査」においても、孤食がほとんどなく、ほぼ毎日誰かと食事を共にしている人は、孤食が週2日以上の人と比べ、ほぼ毎日主食・主菜・副菜を3つそろえて食べると回答した割合が多く、食事のバランスが良い傾向がみられました。 さらに、朝食摂取頻度や生活習慣病の予防や改善のために気をつけた食生活の実践状況も、食事を共にする頻度が高い人のほうが、良好な傾向がみられました。 学校の農業体験授業や教育ファーム、体験農園など、全国各地で様々な農林漁業の体験活動が行われています。 工場見学では、原料が加工されて製品になるまでの過程を見ながら、安心しておいしく食べてもらうための工夫を知ることができます。 また、市場などでは様々な食べ物を発見したり、食べ物のおいしい食べ方を教えてもらったりすることもできます。 (2)食料自給率について考えてみる 国内で消費する食料のうち、どのくらいが国内で生産されているかの割合を「食料自給率」といいますが、平成29年度(2017年度)現在、日本の食料自給率(カロリーベース)は38%で、62%は海外からの輸入によるものです。 食料自給率が低いと、私たちの生活にはどのような影響があるのか、また、食料自給率を向上させるために私たちができることは何かを考えてみましょう。 (3)食品ロスについて考えてみる 世界中で約8億人が飢餓や栄養不足で苦しんでいる一方で、日本では、年間643万トンと推計(平成28年度)される「食品ロス」が排出されています。 食品ロスは、売れ残りや期限切れの食品、食べ残しなど、食べられるのに捨てられている食料です。 食品ロスを減らすために、私たちはどのようなことを心がけたらよいのか、考えてみましょう。 食育の取組の最初の一歩を踏み出すための手引きとして、「食育ガイド」をご活用ください。 皆さんが、ご自分の食生活の振り返りを行い、実践できそうなことをチェックしたり、書き込んだりすることができるようになっています。 「食育ガイド」は、下記のホームページに掲載されていますので、ぜひ、皆さんの食育の実践のためにご活用ください。 コラム 第3次食育推進基本計画により総合的かつ計画的に食育が推進されています。 食育を進めるため、政府は「食育基本法」に基づき、5年を期間とする「食育推進基本計画」を作成して、様々な施策に取り組んできたところです。 これまでの取組の成果と食をめぐる様々な課題を踏まえ、さらに取組を進めていくために、平成28年(2016年)4月からを計画期間とした「第3次食育推進基本計画」を作成し、食育を推進しています。 「第3次食育推進基本計画」では、5年間の取組の柱として、次の5つの重点課題を掲げています。 (1)若い世代を中心とした食育の推進 食に対する意識が低い20歳代・30歳代の若い世代。 将来親となる若い世代が自分の健康を守るとともに、次世代に食の知識や体験をつなげていけるよう、食育を推進します。 (2)多様な暮らしに対応した食育の推進 単独世帯や一人親世帯の増加など、家庭生活の状況は多様化しています。 こうした中で子供や高齢者を含む全ての国民が、健全で充実した食生活を実現できるよう、共食の機会の提供などを通じた食育を推進します。 (3)健康寿命の延伸につながる食育の推進 健康寿命を伸ばすには生活習慣病の発症・重症化を予防することが重要です。 そのために健全な食生活を実践できるよう食育を推進します。 (4)食の循環や環境を意識した食育の推進 食に対する感謝の気持ちを深めていくには、生産者をはじめ多くの関係者に食が支えられていることを知ることが大切です。 生産から消費までの食べ物の循環を意識し、食品ロスの削減など環境にも配慮できるよう食育を推進します。 (5)食文化の継承に向けた食育の推進 日本の食文化が十分に受け継がれていない現状を踏まえ、郷土料理や伝統食材、食事の作法等、伝統的な食文化に関する国民の関心と理解を深めるなどにより伝統的な食文化の保護・継承を推進します。 コラム 毎年6月は「食育月間」、毎月19日は「食育の日」です。 毎年6月は「食育月間」です。 国や地方公共団体、関係団体などが協力して、食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し、食育の一層の浸透を図ることとしています。 なお、令和3年度は、第16回食育推進全国大会が岩手県滝沢市で開催される予定です。 また、毎月19日は、自分や家族の食生活を見直す、「食育の日」とされています。 「食育月間」や「食育の日」を機会に、皆さんも食育に取り組んでみませんか。 この記事はわかりやすかった(理解しやすかった)ですか? Q1. この記事はわかりやすかった(理解しやすかった)ですか? 1 わかりやすかった 2 まあまあわかりやすかった 3 ややわかりにくかった 4 わかりにくかった その他 (50文字以内) Q2. この記事は役に立つ情報だと思いましたか? Q2. この記事は役に立つ情報だと思いましたか? 1 役に立つと思った 2 まあまあ役に立つと思った 3 あまり役に立つと思わなかった 4 役に立つと思わなかった その他 (50文字以内) Q3. この記事で取り上げたテーマについて関心が深まりましたか? Q3. この記事で取り上げたテーマについて関心が深まりましたか? 1 深まった 2 やや深まった 3 あまり深まらなかった 4 深まらなかった その他 (50文字以内).

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たべるんごのうた (sm36210300) [動画記事]

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2020年04月17日 10時45分 「たべるんごのうた」が1000件を突破したので珠玉の作品を抜粋してまとめてみた ニコニコ動画で「 たべるんごのうた」タグの動画件数が、2020年4月16日 木 早朝に1000件を突破しました。 2020年1月に投稿された1本の動画をきっかけにしたムーブメントは、2月下旬からどんどん勢いを増しています。 これまで、ヘッドラインニュースの中で細かく拾ってきましたが、このあたりでいったん区切りを入れる意味で、秀でた作品をおおよそ時系列に沿ってまとめてみました。 また、記事掲載後に情報追加も行っています。 動画は埋め込みを行っているため、時間帯やタイミングによっては記事の読み込みが重くなることがあります。 なお、当該タグで10万再生を超えたものには「 」タグがつきますが、記事中では「殿堂入りんご」か否かは区別していません。 すべてのきっかけは2020年1月11日 土 4時20分に 氏が投稿した「 」。 この動画は、ソーシャルゲーム「 」 デレマス に登場するアイドルの1人・ 辻野あかりにスポットを当てたもの。 中身は「たーべるんごーたべるんごー やまがたりんごをたべるんごー」と、山形りんごを推してくるかわいらしい小品の趣。 しかし、最後に「こいつはりんごろう」と右手側のキャラクターが巨大化するオチがついています。 「りんごろう」は元のゲームにも「りんごの精」として登場するマスコットキャラクター。 「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」 デレステ では、背中のジッパーが壊れてりんごろうの着ぐるみから出られなくなったあかりをプロデューサーが助けるという一幕もあります。 こうした始まった「たべるんごのうた」は、多数の派生作品に彩られていくことになりますが、当初から勢いよく広まったわけではなく、2本目の作品「 『たべるんごのうた』に伴奏つけた」 氏作 は1日以上経過してからの誕生でした。 内容は、歌に伴奏をつけたもの。 なお、動画内や投稿者コメントなどでも多数言及されていますが、辻野あかりにはまだボイスがない状態。 2020年4月17日 金 15時から「 第9回シンデレラガール総選挙」と「 ボイスアイドルオーディション」が実施されていますが、辻野あかりは待望の声を得られるのでしょうか。 「 」と「 」を、ソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」との合同で開催いたします! 開催は4月17日の15時からを予定しています。

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【動画】ホホジロザメを食べるシャチ、狙いは肝臓

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「朝ごはんを食べると頭が良くなる」という話を聞いたことはありますか? 農林水産省の「めざましごはん」や文部科学省の「早寝早起き朝ごはん運動」など、様々な食育運動で紹介されるため、耳にしたことのある人も多のではないでしょうか。 早寝早起きのリズムをつくり、朝はスッキリ、余裕を持って朝食を食べることで子どもの健康と成長を後押しすることはとても大切です。 朝食の素晴らしさを見直してもらい、朝ごはんを食べて貰うためにはと考案されたのが「朝ごはんと学力の関係」だったのだろうと思います。 この調査は毎年実施されているものですが、「毎日、朝ごはんを食べる子どもほど学力が高い傾向がある」ことが一貫して示されています。 また、朝食習慣の有無が将来の年収にも影響(社会人を対象としたwebアンケート調査であるが)すると指摘する研究者もいるようです。 平成29年度の調査でも、朝食習慣のある集団ほど、テストの正答率が高いという結果がでています。 一見すると、朝食を食べることで学力向上が期待できるようにも見えますが、これだけでは朝食を食べると学力が向上するとはいえません。 ところが、現場レベルの食育活動では、朝ごはんを食べると学力が向上するという説明がされている事例もあるようです。 また、文部科学省のという公的資料には「朝食摂取は学力にも影響」という見出しがあり、学力向上を期待する人であれば、朝食に学力向上効果があると考えてもおかしくないでしょう。 朝食習慣と学力テストの結果には因果関係がありそうに見えますが、これだけでは単なる相関関係で、その間に因果関係があるかは不明です。 相関関係とは1つのデータが増減すると、もう1つのデータも増減するような関係です。 もしかしたら因果関係はあるかもしれませんが、学力に関係する隠れた別の要因があるかも知れないのです。 教育に熱心な家庭では、塾に通わせたり、宿題を見てあげるだけではなく、子どもが朝ごはんをしっかり食べられるような環境を用意していることが想像ができます。 この場合、学力に直接影響をしているのは、教育への支出であるかもしれませんし、親と子どもが一緒に学習をする時間かも知れません。 この場合には、朝ごはん習慣には因果関係がなくても相関関係が生じます。 この例の教育熱心な家庭環境のような、結果に影響を与えるような別の要素を「交絡因子」といいます。 朝食を食べる習慣がある子どもであれば、睡眠時間が十分であったり、親のしつけが行き届いていることもありそうですので、これらが交絡因子として影響を与えている可能性があります。 両者の関係を明らかにするためには、もともと朝食を食べていなかった子どもグループを、朝食を食べるグループと朝食を食べないグループに分け、成績に変化が現れるかどうかを調べたり、交絡因子の影響をできるだけ取り除く統計処理を行うことが必要です。 では、朝食と学力の関係を実証するような研究はあるのでしょうか。 私が調べた範囲ではそのような研究はみつかりませんでしたが、東京大学社会科学研究所で実施された「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査」というアンケート調査の結果を基にした、では、交絡因子の影響を取り除いた後でも、朝食摂取習慣単独で有意なプラスの効果があったと、報告しています。 ただし、この調査は成人になってからの アンケートであり、 学力指標は自己評価で、朝食習慣の有無も記憶を頼りにしたものであり、この結果で学力向上効果があるとまではいえないでしょう。 また、朝ごはんは学力に関係するかもしれないというイメージを持っている回答者では、結果に影響を与える可能性も考えられます。 現時点では証拠はありませんが、その辺りも考慮した研究が行われれば実証されることも考えられますので、朝食と学力は単なる相関関係に過ぎない、と決めつけてしまわない態度も大切だと思います。 成長期の子どもが無理なく十分な栄養を確保するためにも朝食をはじめ、3食しっかりと食べることが大切です。 子どもは成長に必要な栄養を確保するため、体の大きさの割にたくさん食べる必要があるのですが、胃や腸などの消化器官はまだ発達途上なので、一度にたくさん食べることが難しく、1食でも欠食してしまうと、他の食事のときに負担がかかってしまいます。 子どもの生理を考えれば、朝食の大切さは自明ですから、あるのか無いのか分からない理由で朝食をすすめる必要はないのではと私は考えます。 一度にたくさん食べることが難しい子どもという説明をしましたが、それならお腹が空きやすいはずなのに、どうして朝食を抜いてしまう子がいるのでしょうか。 どうして朝食を食べないのかその理由を探り、食育運動の課題なのか、個人なのか、国レベルの問題なのかを整理して、一つずつ解決していくことが大事でしょう。 少し古い調査ですが、独立行政法人日本スポーツ振興センター実施のに興味深い結果がありました。 この中で気になるのは、項目の1と5です。 「食欲がない」子どもに、いくら健康に良いからと朝食を食べさせたとしても、集中力が向上するとは思えませんし、気持ち悪くなってしまうことも考えられます。 夜食などを食べていてお腹がもたれている可能性もありますが、何らかの病気がひそんでいる可能性もあります。 「朝食が用意されていない」、というのは深刻で、家庭環境など子どもが置かれている環境について周囲の援助が必要なケースもありそうです。 こうした理由で朝食を食べていないのであれば、本当は朝食を食べたいかも知れませんので、「朝食を食べている子は将来有望」とか「健康のために良い」という情報は子どもの心の負担になるかも知れません。 子どもの朝食欠食問題を本当に解決するためには、社会の援助と個別のアプローチの両輪が基本であると思います。 ・今後、朝食と学力の関係が明らかになる可能性はあります。 ・朝食と学力テストの成績に相関はあっても、因果関係をほのめかすような資料を配布するのは妥当ではありません。 ・子どもは大人に比べて体の割にたくさんの食べものを摂る必要がありますが、消化管が未発達なので、一度にたくさん食べるのは苦手です。 毎日3食しっかり食べると無理なく栄養摂取ができます。 食育ならばまずこのことを教えて欲しい。 ・今朝食を食べていない子どもに朝食摂取をすすめる場合には、その背景も大切に。

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