トリプタン 副作用。 マクサルト(リザトリプタン)の作用機序と副作用【片頭痛】

【偏頭痛薬比較】5種類のトリプタン製剤の使い分けはこうだ!

トリプタン 副作用

片頭痛の薬、トリプタン系薬剤の作用機序と予防薬との使い分け方とは トリプタン系薬剤とは、「選択的セロトニン受容体(5-hydroxytriptamine:5-HT)作動性薬剤」とも呼ばれている、セロトニンの分泌を正常化することで頭痛を抑える作用を持つ薬です。 片頭痛の発作が始まったとき(急性期)の第一選択薬として知られています。 片頭痛が起こる原因には諸説あり、そのうちのひとつにセロトニンの影響が挙げられます。 セロトニンとは、他の神経伝達物質をコントロールする作用や血管収縮作用を持つ、脳内に存在する神経伝達物質の一種(神経ペプチド)です。 一説には、片頭痛は、セロトニンの作用によって血管が収縮した後に再び拡張することで起こるとされています。 トリプタン系薬剤はセロトニンに働きかけ、拡張した血管を収縮させることで頭痛を改善します。 また片頭痛は三叉神経が刺激されることによって起こるとも考えられており、トリプタン系薬剤には、この三叉神経に作用して頭痛を抑える効果もあります。 三叉神経から脳への刺激の伝達を防ぐ働きもあるため、痛みに伴って起こる吐き気や嘔吐などの症状も抑えることが可能です。 ただ、トリプタン系薬剤では頭痛の予防はできません。 あくまでも頭痛が発生したときに服用する薬であるため、予防のためには他の薬が必要になります。 片頭痛の予防薬 片頭痛発作が月に2回以上あり、日常生活に支障を及ぼしているような場合には、発作の予防薬を使用することが推奨されています。 効果は人によって異なりますが、服用を続けることで、発作の頻度や重症度などを軽減し、万が一頭痛発作が生じた場合でも治療薬の反応をよくすることがわかっています。 片頭痛薬のトリプタン系薬剤の種類 現在日本では、以下5種類のトリプタン系薬剤を使用することができます。 速効性のある注射薬、注射薬の次に速効性がある点鼻薬、錠剤の3種類が販売されています。 注射薬は10分、点鼻薬は15分と投与してから効果が現れるまでの時間が短く、持続性もあることが特徴です。 錠剤と口腔内速溶錠の2種類が販売されています。 口腔内速溶錠は口の中で溶けるため、水がなくても飲めるという利点がありますが、効果が現れる時間は錠剤と変わりません。 作用時間が長く、服用した日に再発が起こりにくいといわれています。 錠剤と口腔内崩壊錠が販売されています。 服用後に速やかに吸収され、効果が現れます。 半減期が約5時間と長く、持続性の片頭痛への効果が期待できます。 トリプタン系薬剤の副作用は? トリプタン系薬剤の副作用としては、「トリプタン感覚」と称される胸部症候群が現れることがあります。 以下はトリプタン感覚が起こった際に首元や胸、のど、肩などに見られる症状です。 首が締め付けられているように感じる• 圧迫感がある• 息苦しい 症状は服用後30分以内に生じ、放っておいても消失することがほとんどです。 どのトリプタン系薬剤であってもこうした副作用が報告されています。 このほか、以下のような副作用も認められています。 悪心(吐き気)• めまい• しびれ• 動悸 吐き気や嘔吐の症状が強い場合には、吐き気止めの薬を併用することがあります。 ただし、トリプタン系薬剤には基本的には重篤な副作用は見られず、使用する薬剤をほかの種類に変更することで改善するケースが多くを占めています。 副作用がひどい場合には我慢せずに医師に相談することが大切です。 トリプタン系薬剤を頻繁に飲み過ぎることによって「薬剤乱用頭痛」が起こることもあります。 月に10日以上の服用を、3ヶ月よりも長く継続するとトリプタン乱用頭痛と診断されます。 薬物乱用頭痛 薬物乱用頭痛とは、薬物を過剰に摂取することによって発生する頭痛のことです。 頭痛原因の中で3番目に多く、原因となる薬物は市販の消炎鎮痛剤やエルゴタミン製剤、トリプタン製剤が多いとされています。 とくに市販薬は気軽に手に入ることから、身体のどこかが少しでも痛むと服用する人もおり、このような乱用が発症の引き金になります。 明確な発症メカニズムは解明されていませんが、薬物の過剰服用によって痛みに対する感受性が高くなり、少々の刺激で痛みを感じやすくなることが原因と考えられています。 頭痛薬を服用しても症状が改善しない場合には、自己判断で漫然と服用を続けず、医師に相談するようにしましょう。 おわりに:トリプタン系薬剤は片頭痛に悩む人の強い味方 トリプタン系薬剤は片頭痛を改善する効果が認められており、片頭痛に悩む人の強い味方と言えるでしょう。 ただし、トリプタン系薬剤には胸まわりの圧迫感や吐き気、嘔吐、眠気といった副作用も認められています。 多くのケースでは薬剤を変更することでこうした副作用は軽減するため、副作用が現れた場合は速やかに医師に相談しましょう。

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トリプタンの副作用と効かない時に飲むタイミングとは!?

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作用発現時間と持続時間に違いがあり、速効型・短時間型にスマトリプタンとリザトリプタン、中時間作用型にエレトリプタンとゾルミトリプタン、長時間作用型にナラトリプタンが分類されています。 片頭痛発作はセロトニンとの関連性が強く、セロトニンを投与することで片頭痛が治まります。 報告された主な副作用は、めまいやしびれ、頭重感、倦怠感、脱力感、眠気などの中枢神経系の副作用、悪心・嘔吐などの消化器系の副作用、動悸・一過性の血圧上昇など循環器系の副作用のほかに、胸部圧迫感、のど締め付け感、後頚部痛および圧迫感、息苦しさ、などがありいずれも軽微で中止により回復しています。 症例1 30代 女性 ゾーミック服用後胸部圧迫感が2時間30分継続した。 症例2 30代 女性 イミグラン1錠服用後20~30分で片側の頬が冷たくなり、後頭部から後締め付け感が発現。 2~3時間症状持続後消失。 ゾーミックRMへ変更した。 トリプタン製剤に特有な副作用として「胸部症候群」が知られています。 「トリプタン感覚」とも呼ばれ、頚・胸・のど・肩の締め付け感や、重感、圧迫感、痛み、息苦しさといった不快感で、服用後20~30分で出現することが多く10分から2~3時間持続して消失します。 狭心症や心筋梗塞の症状との関連で気になる副作用ですが、心筋虚血との関連は薄く、食道平滑筋の運動亢進や肺動脈に対する影響、骨格筋のエネルギー代謝の異常、痛感受性の増加などが原因と考えられています。 当モニター報告でも胸部だけでなく後頭部や後頚部の締め付け感や圧迫感の訴えも報告されています。 胸部症状が予期せず出現した場合は恐怖感を抱くと思われますので事前に十分な説明が必要です。 なお胸部症状は冠動脈の虚血ではないと言われてはいますが、トリプタン系薬剤は血管作動薬であり、拡張した脳血管に作用しますから、冠動脈にも少なからずとも作用をもちますのでハイリスクの患者には注意が必要です。 米国頭痛学会(AHS)では心臓疾患のある人はトリプタン系薬剤を服用すべきでないと勧告しています。 今般、【薬の副作用から見える医療課題】として疾患ごと主な副作用・副反応の症状ごとに過去のトピックスを整理・精査し直してまとめ連載していきます。 (下記、全日本民医連ホームページで過去掲載履歴ご覧になれます) <【薬の副作用から見える医療課題】掲載済み> 2.アルツハイマー治療薬の注意すべき副作用 3.味覚異常・聴覚異常に注意すべき薬剤 4.睡眠剤の注意すべき副作用 5.抗けいれん薬の注意すべき副作用 6.非ステロイド鎮痛消炎剤の注意すべき副作用 7.疼痛管理に使用する薬剤の注意点 8.抗パーキンソン薬の副作用 9.抗精神薬などの注意すべき副作用 10.抗うつ薬の注意すべき副作用 11.コリン作動性薬剤 副交感神経興奮薬 の副作用 12.点眼剤の副作用 13.消化器系薬剤の様々な副作用 14.ジゴキシン 強心剤 の注意すべき副作用 15.抗不整脈薬の副作用 16.降圧剤の副作用の注意点 17.トリプタン系薬剤 片頭痛治療薬 の副作用について <【薬の副作用から見える医療課題】続報〔予告〕> 18.脂質異常症治療薬の副作用について 19.喘息及び慢性閉塞性肺疾患治療薬の副作用 20.潰瘍性大腸炎治療薬の副作用 以下、60まで連載予定です。

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スマトリプタン (Sumatriptan) の効果・副作用・体験談

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頭痛薬に頼る前に! イブやバファリンなどの薬から、病院で処方される薬まで。 薬のことをもっと理解するための情報をあなたへ || |||||||||| 病院(医療機関)で処方されるモノ|スマトリプタン(イミグラン) スマトリプタン(イミグラン) 『拡張した血管を収縮させたり、血管周囲の炎症を取り除く事の出来る薬の 一つ』 別名スマトリプタンとも呼ばれます。 エルゴタミンに代わり、広く処方されるようになった薬で、 国内初のトリプタン系片頭痛治療薬です。 痛みが起きてから飲んでも、よい効果が期待できるのという利点があり、 服用している方も多いです。 錠剤のほか、効き目が早い点鼻薬、 速効性で効果が確実な注射薬と種類も豊富ですが、 副作用の強い薬で、人によって合う、合わないがはっきりしている薬でもあります。 イミグランは、偏頭痛の症状が現れた初期段階で服用するのが 効果的とされていますが、 症状が現れた後で服用しても効果を発揮します。 しかし、 偏頭痛症状予防としての効用はありませんので、 必ず偏頭痛の症状が現れた際に服用して下さい。 服用の際は、苦味がありますので噛んだり砕いたりせず、 そのまま水などで服用するように心がけることが大切。 イミグランはコハク酸塩を含んだ、 セロトニン作動薬と呼ばれるグループに属する薬です。 セロトニンはアミノ酸のトリプトファンから作られる有機化合物で、 脳内、血清、胃粘膜に多く分布し、 神経伝達やけがをした組織の血管収縮などの働きをします。 偏頭痛の原因は、頭の幾つかの血管が拡張されるせいで起こると 考えられていますが、イミグランは、 中枢神経系にある受容体の一群・セロトニン受容体に直接作用し、 偏頭痛の痛みの根本である血管拡張と炎症を抑え、 血管を正常な状態に戻し痛みの症状を緩和する作用があります。 しかし、このセトロニンの濃度が高くなると、 セトロニン症候群と いう症状を引き起こすこともあります。 セロトニン症候群とは 脳内のセロトニン濃度が高すぎる事によって引き起こされる症状のことで、 その症状は軽いものから、頭痛、めまい、嘔吐。 酷い場合は昏睡状態に陥ってしまったり、最悪死亡してしまう 事もあります。 また、セトロニン症候群のは 神経に影響を与える物で、 自律神経系では 体温の上昇、異常発汗、緊張、高血圧、心拍数の増加、 吐き気、下痢などの症状。 体神経系および筋肉では 筋肉の痙攣、緊張と緩和の繰り返し(例: あご。 歯をがちがちさせる)、 反射亢進、硬直、振戦など。 脳認識機能では混乱、興奮、錯乱、頭痛、昏睡などの症状があります。 ちなみに・・・緊張型頭痛にこの薬は効果がありません。 スマトリプタン(イミグラン)は 「トリプタン系」の頭痛薬ですので、 緊張型頭痛に効果があるとされている頭痛薬の種類とは全く正反対の物だからです。 参考にどうぞ。 以下に該当する方は、特に注意が必要です! 下記項目に当てはまる方は、副作用を引き起こす確率が高い方です。 服用出来ません ・成人以下の子供 ・妊婦、授乳中、または妊娠している可能性がある方 ・あなたの症状が医師によって偏頭痛と診断されていない場合 ・あなたの症状が普通の偏頭痛と異なってひどく感じられる場合 ・偏頭痛の症状がある時、半身が動かしにくい場合 ・初回の服用で症状が改善されない場合 服用前に医師、歯科医師又は薬剤師に相談しないと危険です ・肝臓、腎臓に疾患がある患者 ・脳卒中の患者 ・てんかん、ひきつけを起こす人 ・脳腫瘍、もしくは脳に何らかの疾患がある人 ・動悸のある人 ・心臓病、もしくは心臓に何らかの疾患がある、以前に心臓発作を起こした事がある人 ・息切れ、胸・顎・上腕部に、痛み、苦しさ、強張りを感じる人 ・プリンツメタル狭心症の患者 ・狭心症、激しい胸の痛みや苦しさがある人 ・高血圧の患者 ・高血中コレステロールの人 ・家族の中に、心臓の病気や疾患がある人 |||||||||| Copyright c 2010 頭痛の落とし穴 All Rights Reserved.

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