ベルソムラ 錠 15mg。 ベルソムラ錠のすべて

ベルソムラ錠15mg

ベルソムラ 錠 15mg

1.ベルソムラの特徴 まずはベルソムラの特徴をお話します。 ベルソムラの特徴として、• 効果がしっかりしていること• 副作用が少なく、特に耐性・依存性などがほとんどないこと• 入眠障害(寝付けない)、中途覚醒(夜中に起きてしまう)の両方に効果があること• 今までにない、新しい作用機序の睡眠薬であること が挙げられます。 耐性・依存性といった副作用がほとんどない割には、眠りに対する効果はしっかりとあるという事で、とてもバランスの取れた睡眠薬だと言えます。 欠点としては、まだ発売されて期間が浅いため、これから新たな副作用が見つかってくるかもしれない、という事はあります。 これから重篤な副作用が発見されるという可能性は低いですが、絶対にないとは言えません。 しかし、このリスクはベルソムラに限らず、あらゆる新薬において同様に言えることです。 しっかりとした催眠効果、少ない副作用。 個人差はありますが、これが現状でのベルソムラの特徴であり、そのため処方数は順調に増えているようです。 2.ベルソムラの強さは? 睡眠薬を処方される時、その効果の強さを気にされる方は多くいらっしゃいます。 それは当然の事で、効果が弱ければそもそも服薬する意味がありません。 しかし麻酔のように強すぎる効果だと「危険なお薬なのではないか」と心配になってしまいます。 ベルソムラの睡眠薬としての強さはどのくらいなのでしょうか。 個人差もありますが、一般的にベルソムラは他の睡眠薬と比較して遜色のないしっかりとした効果を持っています。 睡眠薬には現在、大きく分けて次の4種類があります。 【バルビツール系・非バルビツール系】 (商品名)ラボナ、ベゲタミンなど 1950年頃より使われるようになった睡眠薬。 非常に強力な作用があるが、副作用も強力。 耐性・依存性も強く、また大量に服薬すると呼吸停止などの危険もあるため、現在ではほとんど処方されない。 【ベンゾジアゼピン系】 (商品名)ハルシオン、レンドルミン、サイレース、ロヒプノールなど 1960年頃より使われるようになった睡眠薬。 バルビツール系・非バルビツール系の副作用の問題から、安全性の高い睡眠薬が期待されて開発された。 効果はバルビツール系・非バルビツール系には劣るが、ある程度しっかりした効果を持つ。 また副作用は大きく低下し、耐性・依存性はあるものの、大量服薬によって致死的となる事は少ない。 【非ベンゾジアゼピン系】 (商品名)アモバン、ルネスタ、マイスリーなど ベンゾジアゼピン系を更に改良した睡眠薬、1980年頃より発売されるようになった。 ベンゾジアゼピン系で問題となっていた筋弛緩・ふらつきを軽減している。 耐性・依存性も若干軽減されている可能性がある。 【メラトニン受容体作動薬】 (商品名)ロゼレム 2008年に発売。 眠りを導く物質である「メラトニン」の作用を強めることで自然な眠りを促すお薬。 自然な眠りを後押しするため、効果は弱いものの、副作用も少ない。 耐性・依存性も認めない。 安全性に優れるお薬だが、効果の弱さから、今一つ普及率が乏しい。 現在の睡眠薬の処方としては、「ベンゾジアゼピン系」「非ベンゾジアゼピン系」が主流となっています。 その理由は効果がしっかりとしており、副作用も重篤なものは少ないからです。 しかし耐性・依存性の副作用は無視できるものではなく、ベンゾジアゼピン系の依存性は社会的にも問題となっています。 その問題を受けて、メラトニン受容体作動薬が2008年に発売されました。 メラトニン受容体作動薬は非常に良いお薬なのですが、効果が弱めであり、今一つ普及しきれていない印象があります。 ベルソムラは、これら4種類とは全く異なる作用機序を持つお薬です。 その上で耐性・依存性をほとんど認めないため、ベルソムラは今後の不眠症治療において重要な位置づけとなる睡眠薬でしょう。 3.ベルソムラの作用時間 ベルソムラはどのくらいの作用時間を持つお薬なのでしょうか。 作用時間を知るための目安として、「半減期」という数値があります。 半減期というのは、そのお薬の血中濃度が半分になるまでにかかる時間の事で、「おおよその薬の作用時間」の目安の1つとなります。 半減期は個々人で微妙に異なりますし、あくまでも薬効ではなく血中濃度であるため、それがそのまま作用時間に直結するものではありません。 そのため作用時間を確実に反映している値ではありませんが、指標の1つとしては有用な数値です。 ベルソムラは、 服薬してから1. 5時間ほどで血中濃度が最高値になり、半減期は約12時間と報告されています。 実際は飲んでから10-15分ほどで効き始めるため、ベッドに入る直前に服薬し、服薬後は歩き回ったりしないように推奨されています。 そして実際の薬効としては半減期の12時間よりは少なく、6~8時間程度ではないかと考えられています。 6~8時間というと、健康成人の平均的な睡眠時間とほぼ一致するため、多くの方にとってちょうど良い長さの睡眠薬と言えます。 4.各睡眠薬の作用時間比較 よく使われる睡眠薬の作用時間を比較してみましょう。 現在主に用いられているベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の半減期を紹介します。 睡眠薬 最高濃度到達時間 作用時間(半減期) ハルシオン 1. 2時間 2. 9時間 マイスリー 0. 7-0. 9時間 1. 78-2. 30時間 アモバン 0. 75-1. 17時間 3. 66-3. 94時間 ルネスタ 0. 8-1. 5時間 4. 83-5. 16時間 レンドルミン 約1. 5時間 約7時間 リスミー 3時間 7. 9-13. 0-1. 2時間 27. 1時間 ドラール 3. 63時間 36. 5-42. 0時間 半減期が睡眠薬によって様々であることが分かります。 最高濃度到達時間が早いお薬は、「即効性がある」と言えます。 ハルシオンをはじめ、ルネスタ、マイスリー、アモバンなどの「超短時間型」は1時間前後で血中濃度が最高値になるため、「すぐに寝付きたい」という方にお勧めです。 しかし半減期が短いため薬効も短いと考えられ、長くぐっすり眠りたい方には不適であることが分かります。 それぞれ特徴が違いますので、主治医と相談して、自分に合った睡眠薬を選ぶことが大切です。 ベルソムラはベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系ではないため、単純に作用時間を比較することはできませんが、• 効き始めるまでに10~15分• 血中濃度が最大になるのに1~3時間• 薬効は6~8時間 ですので、バランス型の睡眠薬であることが分かります。 即効性もあり、持続時間もまずまずあります。 そのため、寝付きを良くしたい方、途中に起きてしまうのを防ぎたい方どちらにも向いている万能型の睡眠薬だと言えます。 5.ベルソムラが向いている人は? 不眠には大きく分けると2つのタイプがあります。 一つ目が「寝付けない事」で、これは「入眠障害」とも呼ばれます。 そして二つ目は「寝てもすぐに起きてしまう事」で、これは「中途覚醒」と呼ばれます。 一般的には、• 入眠障害には最高血中濃度到達時間の早いもの(即効性のあるもの)• 中途覚醒には半減期の長いもの(作用時間が長いもの) の睡眠薬が適していると言われています。 ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系は、「超短時間型」「短時間型」「中時間型」「長時間型」の4種類に分類され、超短時間型や短時間型は入眠障害へ、中時間型や長時間型は中途覚醒へ使用するのが一般的な使い方になります。 一方でベルソムラはというと、即効性も作用時間もどちらもある程度有しており、非常にバランスが取れた睡眠薬となっています。 オールマイティに使える万能型の睡眠薬だと言ってもよいでしょう。 まだ発売されてから歴史が浅いため、睡眠薬の主役というほどまでにはなっていませんが、今後は不眠症の第一選択として用いられる可能性の高い睡眠薬だと思われます。 6.ベルソムラの作用機序 ベルソムラは「オレキシン受容体拮抗薬」という種類のお薬になります。 従来の睡眠薬とは作用機序が異なる、新しい作用機序のお薬です。 オレキシン受容体拮抗薬と書くと難しいですが、これは「オレキシン」という物質が作用する部位である「オレキシン受容体」をブロックするお薬だということです。 つまり、「オレキシンのはたらきをブロックするお薬」だと理解して良いでしょう。 オレキシンという物質は脳において「覚醒の維持」に関わっていることが報告されています。 そのオレキシンをお薬でブロックするという事は、「覚醒の維持をブロックする」ことになるため、眠りに導くこととなります。 オレキシン受容体には、「オレキシン1受容体 OX1 」と「オレキシン2受容体(OX2)」の2種類があります。 どちらも覚醒の維持に関わっているのですが、OX2の方がより強く関わっています。 ベルソムラはOX1、OX2の両方をブロックすることで、しっかりとした睡眠効果を発揮します。 2つのオレキシン受容体をブロックするため、ベルソムラは作用機序的には「DORA」と呼ばれます。 DORAとはDual orexin receptor antagonist=二つのオレキシン受容体の拮抗薬、という意味になります。 オレキシンが欠乏してしまう病気に「ナルコレプシー」があり、ナルコレプシーは症状として睡眠発作というものがあります。 睡眠発作とは日中に突然、強い眠気に襲われて眠ってしまうという症状で、ここからナルコレプシーは「眠り病」とも呼ばれています。 オレキシンをブロックすると眠くなるということがナルコレプシーの例からも分かりますね。 ちなみにベルソムラの服薬で、ナルコレプシーが生じることはないことが発売前の研究で示されているので、ご安心下さい。

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ベルソムラは2014年に発売された比較的新しい睡眠薬です。 オレキシン受容体拮抗薬という、今までの睡眠薬とは全く異なる新しいメカニズムを持っています。 入眠時間の短縮や総睡眠時間の増加に加え、従来の睡眠薬に比べて副作用の減少が期待されていて、不眠に悩む方への新しい選択肢として考えられています。 ベルソムラは副作用が比較的少ないとされていますが、薬を飲む以上は副作用が絶対にでないとはいいきれません。 この記事では、ベルソムラの副作用と副作用が起こったときの対処法についてご紹介します。 ベルソムラの主な副作用 ベルソムラは、オレキシンという脳内物質を抑えることで睡眠へと導く作用を持ち、他の睡眠薬と比較しても効果を発揮するメカニズムが異なります。 そのため、依存性や副作用は少ないと考えられていますが、副作用の発症傾向が少ないのであって、ベルソムラに副作用は起こらないというわけではありません。 ベルソムラの添付文書によると、不眠症患者を対象とした試験でベルソムラを服用した患者のうち 傾眠(4. 7%)、 頭痛(3. 9%)、 疲労(2. 4%)の副作用がみられました。 他にも 悪夢、 めまいなどの副作用も報告されています。 製薬会社が行った販売後の副作用の市場調査では、684件のうち最も多かったのは、傾眠・97件、続いて悪夢・73件、中期不眠症・49件、頭痛・42件です。 その他重篤な副作用ではうつ病、意識変容状態、動悸、不整脈、がそれぞれ2件ずつ報告されています。 ベルソムラの副作用への対処法 傾眠(眠気)がでたら 睡眠時間を確保するようにしましょう。 眠気があるにもかかわらず、自動車の運転をしたり、機械作業などの仕事をすることは危険です。 ベルソムラは服用量の調節ができないため、副作用がみられる場合は、薬の変更が必要な場合があります。 悪夢をみたら 睡眠中は、身体も脳もほとんど眠っている状態のノンレム睡眠と、身体は眠っていても脳が起きているレム睡眠の状態が繰り返されています。 悪夢をみるのはレム睡眠のときです。 眠りが浅くて脳がつらさや怖さなどを感じている時に悪夢をみやすいといわれています。 悪夢を見たらまずは経過観察をしましょう。 もしも悪夢が頻繁に続くようなら医師に相談しましょう。 睡眠薬に原因があるのか、不眠の元となっているのストレスに原因があるのかを探る必要があります。 頭痛がおきたら ベルソムラは、薬の効果が持続する時間が6~8時間あるため、人によっては朝まで薬の効果が続いている場合があります。 そのため、起床時に頭痛がしたり、頭が働かずぼーっとする原因となっている可能性があります。 ベルソムラを飲んで頭痛がおきたら医師に相談し、服用に関して指導をあおぎましょう。 ベルソムラ服用時の注意すべき飲み合わせ アルコール ベルソムラを服用している間は飲酒は避けましょう。 精神運動機能を低下させる可能性があります。 飲み合わせに注意すべき薬 以下の薬を飲んでいる方は、必ず医師・薬剤師に相談して使用を検討してください。 中枢神経系に対する抑制作用を増強させたり副作用を増強させるおそれがあります。 ・中枢神経抑制剤 フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体など ・CYP3Aを阻害する薬剤(ジルチアゼム、ベラパミル、フルコナゾールなど) ・CYP3Aを強く誘導する薬剤 リファンピシン、カルバマゼピン、フェニトイン等 ・ジゴキシン 併用が禁止されている薬 以下の薬を飲んでいる方は、ベルソムラを使用することができません。 副作用が強まるおそれがあります。 ・イトラコナゾール(イトリゾール) ・クラリスロマイシン( クラリシッド) ・リトナビル(ノービア) ・サキナビル(インビラーゼ) ・ネルフィナビル(ビラセプト) ・インジナビル(クリキシバン) ・テラプレビル(テラビック) ・ボリコナゾール(ブイフェンド) さいごに:睡眠薬の副作用を正しく理解しましょう 睡眠薬の使用には、副作用があることを理解しなければなりません。 服用方法に不安がある場合は、必ず医師に相談をして正しい使用方法や指示を仰ぎましょう。 不眠症状に改善がみられたら睡眠薬を漫然と使用しないことも大切です。 医師と相談しながらきちんと治療をしましょう。 また、不眠には薬に頼らない改善策もあります。 こちらの記事も参考にしてみてください。 関連記事:.

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