あんたほどの実力者がそういうのなら。 レイモンド・S・クラーク

あんたあたしのことあんたあんたって言うけどあたしもあんたのことあん

あんたほどの実力者がそういうのなら

「はっ……!」 目を覚ますと、そこは草原であった。 先程まで、俺は神様と話していたはずだ。 その時、次に目覚めると異世界だと言われていた。 つまり、ここは異世界なのだろう。 「いてっ!」 頬をつねってみると、確かな痛みを感じる。 どうやら、全て夢などではなく、現実のようだ。 「……どうしよう?」 状況を理解して、最初に、俺はそう思った。 異世界に来てからどうするか、俺は考えていなかったのだ。 周りを見渡してみると、緑が広がっている。 とりあえず、辺りを歩いてみようか。 そう思った俺は、早速歩き始めた。 しばらく歩いてみると、街道らしきものが見えてきた。 恐らく、町につながっているはずだろう。 そう思い、俺が街道に沿って行こうとした時、歩いてくる団体が見えた。 丁度良いので、道を聞いてみるか。 俺は、団体の先頭に話しかけた。 「ちょっと、いいか?」 「何? あなたは?」 答えてくれたのは、金髪で美人だが、何かきつそうな少女だった。 年は、俺より少し下くらいだろうか。 しかし、なんか不機嫌そうに見えるな。 「俺の名前はスレイド、ちょっと道を聞きたいんだが……」 「道? まあいいわ、答えてあげる」 「ここら辺で、一番大きな町は、どこにあるだろうか?」 俺がそう言うと、金髪の少女は怪訝な顔をした。 「あんた、怪しいわね」 「何?」 「ちょっと、素性を言ってみなさい。 住んでいるところはどこ?」 何か怪しまれているようだ。 いや、怪しいのは事実か。 俺は、そもそもこの世界に住人ではなかったのだから。 さて、どうしよう。 住んでいる場所なんてない。 とりあえず、適当に誤魔化すしかないだろうか。 「あーあ、その実は記憶が……なくてだな」 「記憶? 記憶喪失ということかしら。 それなら納得できなくもないけど、名前はすらすら言えていたわね」 先に名乗ったのは、失敗だったようだ。 だが、まだなんとでも言える。 「名前だけしか、覚えていなかったんだ」 「ふうん、本当かしら?」 女は、俺を睨みつけてくる。 やっぱり駄目かもしれないな。 だが、本当のことを言っても、納得してくれる訳ではないだろう。 むしろ、そっちの方が怪しく思われそうだ。 「ソーナ、少しいいかな」 そんな会話をしていると、団体の中心から白髪で背が高い女性が現れた。 穏やかな雰囲気だが、その中に凛々しさのようなものも感じられる、美しい女性だった。 髪が長く、胸も大きいが、中性的な顔立ちのためか、男性的にも思える。 年は、俺より上くらいか。 「ファ、ファラエス隊長!? どうしたんですか……?」 「ああ、私に話させてくれないだろうか?」 「そ、それは構いませんが……」 ファラエスと呼ばれた女性は、ソーナというらしい金髪の少女を下がらせて、俺に話しかけてきた。 「私は、聖道騎士団の四番隊隊長ファラエスだ。 あなたのことを、聞かせてもらえるだろうか?」 「あ、ああ……騎士団?」 ファラエスが言った騎士団という言葉が、俺は気になった。 騎士団ということは、彼女達は騎士とうことだ。 俺のいた世界にも騎士はいたようで、人々を危機から守る強き者達だと聞いていた。 「ちょっと、いいか?」 「うん? 何か問題でもあるのかな?」 「あんたが騎士だっていうなら、一つ俺と、手合わせしてくれないか?」 俺の発言で、騎士団の者達は騒ぎ始めた。 その中で、ソーナが俺に向かって突っかかってきた。 「スレイド、と言ったかな? 君の提案を受けようじゃないか」 「それは、ありがたい!」 ファラエスは、俺の提案を受けてくれた。 話が早くて助かるな。 「だが、街道で戦うなど、論外だ。 場所を移そう」 「ああ、わかった」 そうして、俺と騎士団はその場から移動した。 周囲は、騎士団の団員達に囲まれていた。 俺が、刀を抜くと、ファラエスは興味深そうにそれを見つめていた。 「刀か……珍しいね」 「そうなのか。 俺は、これがお気に入りでね」 「なるほど、面白い戦いになりそうだ……」 そう言いながら、ファラエスは笑っていた。 もしかしたらファラエスは、俺と同類なのかもしれない。 なぜなら、その笑顔から、強い者と戦いたくてしょうがないという感情が読み取れたからだ。 「ああ、一応確認しておくけど、命をとるような攻撃や、重症になるような攻撃はしないように。 あくまで手合わせだからね」 「ああ、心得ているぜ」 この勝負は、互いに相手を仕留められる状況になれば勝利というルールである。 命の取り合いではなく、実力を確かめるためのものなので、後に残るような攻撃も当然なしだ。 「ふふ、それはよかった。 さて」 ファラエスが剣を抜き、両者交戦の準備が整った。 「いこうか!」 「ああ!」 二つの刃が重なり合って、大きな音が辺りに響いた。 「おお!」 そこで俺は、感嘆の声をあげた。 ファラエスの実力が、わかったからである。 前の世界で戦ったディクシアとは比べるまでもない。 彼女の実力は、俺と同等、いや俺以上に思えた。 次の攻撃はどうくるか、俺達はお互いに読み合った。 その思考時間は、一秒にも満たないほど一瞬である。 そして、結果的に次の一撃で決着がつくことになった。 「はっ!」 「ぐっ!」 ファラエスの一撃で、俺は持っている刀を弾かれ、落としてしまった。 つまり、俺が敗北したということだ。 勝負から決着まで、わずか二秒の出来事だった。 「……ふふ」 「……ははは」 「……くく」 その決着の早さに、周囲の騎士達は、数秒静まり返った後、笑い始めた。 恐らく、俺の弱さを嘲笑しているんだろう。 「ふふ、あんた、あれだけ調子に乗っていて、この程度なの? 笑えてくるわね」 ソーナが、煽るようにそう言ってきたが、今の俺には、周囲の笑い声もその言葉も気にならなかった。 「……素晴らしい」 俺は、ファラエスの実力に感動していた。 俺よりも強く鋭いその剣技は、前の世界では得られなかったものだ。 この世界には、俺よりも強い者がいる。 その事実が、俺を奮い立たせていた。 「うん?」 そう考えていた俺の前に、突如、右手が差し出された。 それは、ファラエスの手であった。 「握手しよう。 見事な戦いだった」 「ファラエス隊長!? そんな奴と手を握るなんて……」 そんな様子を見て、ソーナが止めに入ってきた。 すると、ファラエスは悲しげな顔を見せる。 何か思うところがあるようだ。 「ソーナ、いや、この場にいる四番隊の全員が何もわかっていないようで、私は悲しいよ……」 「ファラエス隊長……?」 「彼の実力は、この場にいる私以外の全員以上であるというのに、誰もそれを見抜けないなんてね……」 「えっ……?」 ファラエスの言葉に、ソーナは目を丸くして驚いていた。 「彼と私の間でさえ、見た目ほど大きな実力差があった訳じゃない。 ほんの少し、私が読み勝っただけに過ぎない」 「そ、そんな……」 それだけ言って、ファラエスは再び俺に目を向けてきた。 視線で、握手を促しているのがわかる。 俺にそれを断る理由などなかった。 「そっちこそ、すごかったぜ」 「ふふ、ありがとう」 「あ……ああ」 俺が手を取ると、ファラエスは優しく微笑んだ。 その笑顔に、俺の鼓動は、何故かわからないが少し早くなった気がする。 そこで、ファラエスは、少し考えるような素振りを見せた。 何か変だったろうか。 俺が疑問に思っていると、ファラエスが口を開いた。 「……そうだ、君は記憶喪失だったね」 「うん……? あ! まあ、そうだな……」 そういえば、そんなこと言った気がするな。 この一瞬で、すっかり忘れていた。 面倒くさいので、その辺の事情を打ち明けてもいいのかもしれない。 俺がそんなことを考えていると、ファラエスが思わぬ提案をしてきた。 「スレイド、もしよかったら、騎士団に入らないか?」 「えっ……?」 「騎士団に入れば、色々な情報が入ってくるから、君の記憶を取り戻す手がかりが掴めるかもしれない。 それに、資金も得られるしね。 入団試験はあるが、君なら大丈夫だと思う」 「ファラエス隊長! 何を言っているんですか!?」 その提案は、俺にとってとてもいいように思えた。 記憶喪失のことはともかく、資金面が解決するのはありがたい。 何より、騎士団にいればさらに強い者と出会えるかもしれない。 「わかった。 あまり、周りから納得されているとは思えないが、まあいいだろう。 「それじゃあ、サールティンに向かおう」 「サールティン?」 「ああ、騎士団の拠点地がある場所さ。 私達は、元々そこに戻ろうとしていたのさ」 「そうだったのか。 わかった、これからよろしく頼むよ」 こうして俺は、サールティンという場所に向かうことになった。

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麻雀は運ゲーであって実力ゲーではない。(運と実力の割合についても話します)

あんたほどの実力者がそういうのなら

昇降口前で合流したエリカたちも、美月が風紀委員の序列を知らなかった事に驚きを示し、香澄たちと同じ反応を見せた。 「てっきり美月も知ってるものだと思ってたから、ミキの事を自慢したいだけかと思ったわよ」 「そんなわけ無いよ! そもそも、私が自慢しなくても、吉田君の実力なら十分だと思うし」 「だってさ? 愛されてるわね、ミキ」 「僕の名前は幹比古だ!」 ある意味いつも通りのやり取りに、他のメンバーは安心したような表情を浮かべる。 一年生カップルである詩奈と侍朗にも、このやり取りはすっかり見慣れたものになっており、入学当初のようなオロオロとした雰囲気は感じられなくなっていた。 「幹比古と美月の事は兎も角として、エリカの方はどうなんだ? 達也が復帰してここ数日、機嫌がいい様だってクラスメイト達が噂してるが」 「なにそれ? あたしは聞いてないわよ?」 「そりゃ本人に聞かれないところで言われてるから噂なんだろ? やっぱり達也がいる時といない時とじゃ、気分とか違うもんなのか?」 「そりゃまぁ、あたしだけじゃなくて深雪やほのかだってそうでしょうよ」 エリカに尋ねられ、深雪とほのか、そして雫は力強く頷く。 ちなみに、今日はじゃんけんの結果、達也の両隣にはエイミィとスバルが陣取っているので、頷いた三人の機嫌は少し傾きつつあった。 「達也様がいてくださらないと、いざという時に力を発揮出来ない気がしますし」 「精神的支柱という感じなのかは分からないけど、達也さんがいてくれると『何とかなる』って思えるんだよね」 「実力もそうだけど、達也さんがいてくれるだけで安心出来るのは確かにある」 「まぁ達也さんが後ろに控えてるって思えば、少し無理をしても大丈夫だって思うしね」 「まぁ、ボクたちがいくら束になったところで、達也さん一人の戦闘力に遠く及ばないのは分かってるが、安心出来るという点は同意するよ」 三人の考えに同調するように、エイミィとスバルが口を開く。 その横では香澄が力強く、泉美が少し悔しそうに頷いている。 泉美も達也の存在は兎も角、彼の実力は大いに評価しているのだ。 「まぁレオとミキ、達也くんの三人の誰にいて欲しいかって問われれば、美月以外は達也くんを選ぶわよね、普通なら」 「どういう意味?」 「だって、レオがいても精々楯にしかならないし、ミキは接近戦に持ち込まれたら弱いし。 達也くんなら、遠距離だろうと近接戦だろうと強いし、何より側にいてくれれば安心出来るしね」 「柴田先輩は違うんですか?」 「惚れた弱みってやつよ。 美月はきっとミキを選ぶだろうし、美月の側なら、ミキだって普段出せない力を出せるかもしれないでしょ?」 エリカのセリフを受けて、詩奈は「そうなの?」という視線を侍朗に向け、彼を慌てさせる。 侍朗だって詩奈の為なら普段以上の力を出そうという気概はあるが、実際に出せるかと問われて即答出来るほど自分の力に自信が無いのだ。 このメンバーの中で勝てそうな相手は誰よ? もちろん、戦闘が得意じゃないほのかや雫を除いて」 「そ、それは……」 スバルもそれほど戦闘向きな魔法が得意なわけではないが、女子相手のやり難さはあるだろうと侍朗は思っている。 実際、実力者であるはずの十三束が水波に負けているのを知っているので、尚更そう思ってしまうのだ。 「侍朗君のエッチ」 「な、何でだよ!?」 いわれのない誹りを受け、侍朗は慌てて詩奈の方に振り返る。 侍朗が詩奈以外の女の子に興奮するわけがないって分かってるんでしょ?」 エリカの仲裁とも冷やかしともとれる言葉に、詩奈は顔を真っ赤にして俯き、侍朗は口をパクパクするだけで何も言えなくなってしまった。 「ワリィ女だな、お前は」 「うっさい!」 レオの脛を蹴り上げ、エリカは侍朗たちに視線を戻す。 「あんたたちもミキと美月に負けないくらい初々しいけど、あんたたちは一年だもんね。 別にそんな感じでも誰も文句は言わないでしょうよ。 ただ、ミキたちはいい加減進展してもいいと思うんだけど?」 「よ、余計なお世話だって言ってるだろ! だいたいエリカに言われたくはないよ! 手をつなぐだけで顔を真っ赤にしてるエリカには」 「ほほぅ? ミキ、覚悟は出来てるのよね?」 盛大に地雷を踏んだ幹比古に、他のメンバーは揃って手を合わせたのだった。

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あんたあたしのことあんたあんたって言うけどあたしもあんたのことあん

あんたほどの実力者がそういうのなら

青識亜論ととの対談というか論戦ショーがあった。 それで、同士の論戦ということで、各界の大物が集まるだろうし、会場はとのが見れるだろうと期待していた。 し、残念ながら、盛り上がりに欠ける展開になってった。 はの大好き来ず、サイドがだっとに由来する。 会場サイドの大物が名乗りを上げ「お前らは豚だ。 泣くんじゃねえ」とか、が「差別は許さん。 表に出ろ」とかそういう期待されたやり取りは全くなかった。 で、ここが本題。 系が、「なのに参加するべきではなかった。 弱い者だ。 青識はだ」とitterでことが終わった後に全員が言ってる。 ばっかりの会場はだとも。 し待ってほしい。 だ参加するではなかった。 いっぱいが参加して、青識をすることだったはずだ。 しなぜかは参加しなかった。 4000円払えなかったのだろうか? がんどで、がほぼいない。 これはも、も、も予想外だった。 系の本が、されたのいが、実際には支持者がそんな買に困ってったということもあったが、実際にを出したり動いたり、を言う人はの比ではないほど少ないということがされてった。 宇崎はも売れ、はめちゃしたのに対して、実際に動くはほぼしないということがバレた。 最大のは、「ニズムが戦う心を忘れて、的に終始し続けるが長すぎた」ことだ。 率直にいうならば、「ののみを求めて泣く女」に終始した「で語る」ことに慣れすぎらだ(これはもうニズムではないというはまったく正当)。 つ、面と向かって「の言ってることくないですか?」と言われることを極端に怖がりすぎているのだ。 末端の支持者がそのならまだしも、や、などのの姿すらなかった。 に至っては「をもらってなら」とまで言う始末。 参加するのは外のとつながらない、の論壇や、のだけで、とのの場に姿を現さず、愚にも似つかぬのなを本として売りながら、にすらをまともに出いのがいまのニズムのの姿だ。 彼らにできるのは「を仕掛けてする」「にをする」「のを凍結させる」「する」程度で、実際に動くことはまずない。 なによりのは、ニズムのたちは、が的(そうですね、ひどいのは男ですね。 はかわいそう)というによってのみを拡大してきとを誰よりもよく知っていることだ。 だこそ、「のが、なの場ややを戦わせ、する場に出ていく」ことを極端に嫌がる。 生の「なにをとして述べてもよい。 しのあるはつけろ」という基本中の基本すらできていないことを知ってらだ。 だ、ですらが、なの場に出て行って、自説の正しさを主張することすら怠る。 負けることを知ってらだ。 それよりも「は。 は」と繰り返し言うほうが、楽だし、稼げるし、何よりが少ない。 し断言するが、それはではない。 もう、たちは、はっきり言うべき。 ニズムはされている、と。 ニズムがであり、その正しさをので主張するというのならば、「あらゆるでその正しさがされる」のは当然であり。 そこ逃げるのなら、もうではない。 院生ならわかるだろう。 あののいやらしさを。 のあらさがしばかりする腐れのたちを。 ののいやらしんて、青の比じゃないでぐいぐい突っ込んできよ。 本当にでもそういうところで戦に、「にを一のをなで言って、のを書かせてをやる」みたいな学のだけやって終わるような真似をしないでほしい。 さんが立派、そういうの正しさを戦わせることを選んだことだ。 ははともかく、の違うと戦ったという一点において、紛れもなくニストであり、その一点においてされるべきだろう。 に近いの得られる以外かないという偽物ではなかった。 それだけはこのの収穫であっただろう。 が凍結された。 が凍結させたのかと思ったらの側が怒っららしい。 そういうところだけはが早い。 なんて、側のだろうに。 の と思ったら急に泣き言を言い出した。 なんなんだよ。 どっちらけだよ。 もセッもすべて有利に作られてたのかよ。 も青識一週間前に内容を全て教えてもらって、までと一緒に事前話し合ってたのかよ。 そのうえで、「私はモノ化された」と泣き言をいうのがニズムなのかぁ。 はそりゃ楽だろうさ。 でもそれはニズムじゃない。

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