腸閉塞 症状。 【看護師が解説】腸閉塞の症状から治療、手術方法や予防について

腸閉塞

腸閉塞 症状

腸閉塞とは腸内で食べ物や便が詰まることを言い、うまく排泄できなくなってしまう病です。 その原因の1つには腸の一部が細く狭くなってしまい食べ物が通過しなくなってしまうのです。 腸閉塞は重病でありすぐに医療機関での治療が必要となってきます。 まれに先天的な問題で胃や十二指腸が閉塞して起こる場合もあり、小さいお子さんでも生後間もなくして腸閉塞により亡くなってしまうこともあります。 代表的な初期症状 腸閉塞の前兆には胃から腹部にかけて膨らみはじめ、腸がぱんぱんに膨れてくる症状がみられます。 腸閉塞の初期症状で代表的なのがこの 膨満感なのですが、本当にお腹全体が膨れているという感覚になります。 あまりご飯を食べてもいないのに膨満感が出てきたり、お腹全体が張っている場合は要注意です。 腸閉塞が進行している症状でもあるので、膨満感は初期症状の頃よりもだんだん膨れてくる場合があります。 人から見てもハッキリとお腹の膨らみがわかるほど目立ちます。 そして張りが出てくるとしばらくして お腹の痛みが出てきます。 そして次に急な腹痛が起きてきて、突然のお腹の痛みや強い腹痛が現れ始めます。 最も多い初期症状の中には 疝痛という腹部の激しい痛みが特徴的です。 まるでナイフで刺されたかのような激しい腹痛を伴うので普通の腹痛ではないような痛みです。 それはずっと続く痛み方ではなく、刺すような腹痛でのたうち回るほどの激痛です。 腸閉塞の場合初期症状でもとても強い痛みが出るので、少しずつ痛くなる腹痛ではなく突然激痛が現れるのです。 痛みが引いたり痛くなったりという波があり、症状が出るとその場で何もすることができず倒れてしまう人もいます。 もしも腸閉塞に限らず突然お腹に激痛が走った場合、何か深刻な病気であることが多いので、軽くみずにすぐに医療機関に行きましょう。 嘔吐が伴うことも多い またお腹の痛みの次には胃がキリキリしたりギューっとした痛みが出てしまい 嘔吐する人もいます。 腸閉塞の中で最も多い症状が腹痛と嘔吐なのですが、腸が詰まってしまい下からものを排出できなくなってしまうので逆流させてしまうのです。 嘔吐の場合、食べ過ぎや風邪など初期症状と似ているので混同してしまいがちで、腸閉塞を見逃してしまう危険性もあります。 しかし腸閉塞の場合だいたい 30秒ごとに強烈な痛みと弱い痛みが交互に出てくるようです。 腸閉塞になりやすい人は生まれつき腸の配置がずれていたり、ゆがんでいる人が多く、また小さい頃から便秘気味の方は危険度が上がってしまいます。 特有の激しい腹痛が起きる 腸閉塞は小腸や大腸の中を食べたものやガスが上手に通らなくなり、腸の内容物が排出されなくなってしまい強い腹痛や吐き気を起こす病気です。 初期症状にはおへそや下腹部周辺からお腹が張る腹部膨満感や腹痛、吐き気が発生し、顔面が真っ白になったり人によっては発熱する場合もあります。 便秘と最も似ている症状なのですが、腸閉塞の場合は急激な激しい腹痛が起きることが特徴なのです。 しかし便秘が原因で腸閉塞になる場合も多く、発見が遅れてしまう病気でもあります。 痛み方としては激しい痛みが持続したり、強い痛みと弱い痛みが波のように現れることが特徴的です。 腹痛がある部分としては、 へそまわりから腹部全体に痛みが生じ、オナラや便が出なくなったり、お腹がふくれたり、吐き気や嘔吐、便秘などが引き起こされます。 また内容物が腸内で詰まってしまうのでお腹が膨らむことも特徴的なので、もしもいつも以上にお腹が張ったり痛みが続くようでしたら注意が必要です。 そして通常だと肛門から内容物が排出されますが、それらが腸に溜まってしまうので、逆流してしまい吐き気や嘔吐に繋がることもあります。 症状が悪化してしまうと、腸内で水分がうまく吸収されず脱水症状になることもしばしばあるのです。 腸閉塞になってしまう原因には様々な理由があるのですが、その中でも、最も多いのは腸の外壁が別の部位の腸とくっついてしまう癒着によって起きます。 また最悪のケースですと、がんなどの腫瘍によって腸管の内腔が狭くなり排便されず腸閉塞を招くこともあります。 もう一つの要因としては機能的腸閉塞というものがあり、腸の麻痺やけいれんがきっかけで腸が通常通りの働きをしなくなるという場合でも腸閉塞になります。 強い腹痛が頻繁に起きたり、便秘や腹部の膨らみを感じたらもしかしたらそれは腸閉塞かもしれないので、疑ったらまずは一刻も早く病院へ行くことが大事なのです。 悪化してしまうと最悪のケースでは死に至ることもあるので、このような症状を感じたら迷わず受診してください。 便秘と腸閉塞は一見私たち素人では判断が難しいところがあるので自己判断はキケンなのです。 そして腸の癒着によって起こる機械的腸閉塞の要因の中には過去に行った手術によるものの場合もあるので、このタイプの腸閉塞は再度再発するリスクが高まると言われています。 一度症状が回復し改善しても、再び腸閉塞の症状が起きる場合もあるのでその場合でも早めに受診しましょう。 腸閉塞と便秘の症状の違いは? 腸閉塞とは突然の腹痛と吐き気、嘔吐が主な症状ですが、お腹が苦しくなったり吐き気をもよおすのは便秘の症状でもあります。 実際に便秘と腸閉塞の症状は似ているので、素人ではなかなか見分けがつかない場合が多いと言われています。 便秘と腸閉塞はとても症状が似ているので、一時的な便秘だろうと思い そのまま放置して命の危険にさらされてしまう人も少なくはありません。 ここで注意が必要なのは腸閉塞の場合は便秘とは違い、とても激しい腹痛や吐き気を伴うようなお腹の違和感で判断しましょう。 腸捻転や腸閉塞など命の危険もある怖い病気が隠れていることがあるので、軽視してはいけないのです。 腸閉塞と便秘で共通することは主に腹部膨満感や吐き気、嘔吐ですが、お腹が急に張ったようになる、吐き気が重く嘔吐してしまうことがあります。 しかし便秘と腸閉塞で全く違う点もあり、それは 腹痛の種類や痛み方です。 便秘の腹痛の場合はあまり動けなくなるほど痛いということはなく、一方の腸閉塞の腹痛は強い痛みで立っているのもやっとということがあり顔面蒼白になってしまう人もいます。 ですから腸閉塞と便秘の症状は腹痛の痛み方で見分けることが一番でしょう。 腹痛があまりにも痛い場合は腸閉塞の可能性が高いので、しっかり精密検査をしてもらう必要がありそうです。 それぞれの痛み方の特徴 便秘症という病気もあるため、実際に腸閉塞と見極めることは大変なのですが普通の便秘の場合はそこまでお腹が痛くなることは滅多にありません。 便秘で腹痛が起こったとしても、膨満感や吐き気があったとしても立っていられなくなったり、うずくまるようなほどの腹痛が起こることはほとんどないと思われます。 ですが腸閉塞の場合は人によっては顔面が蒼白になり倒れ込んでしまったり、酷い腹痛や嘔吐などの症状が起こってしまうため救急車で運ばれることもあります。 日常生活に支障が出るほどの痛みが起きた場合にはただの便秘症ではなく何か重大な病の可能性があるので注意してください。 また、何かの病気が要因で起こる便秘を一般的に器質性便秘と呼びます。 その主な病気として大腸がんや大腸ポリープなどの腸の病気が挙げられますが、女性の場合子宮筋腫や膵臓、肝臓がん、うつ病が原因で便秘症になってしまう人もいます。 どの病気が原因であってもお腹にいつもと全く違うような痛みを伴ったらすぐに病院へ行って検査をした方が良いと思います。 考えもしなかった原因が隠れている場合もありますし、それが原因で今度は腸閉塞になってしまう場合もあるので早めの判断が大切なのです。 腸閉塞で下痢が起きるのはなぜ? 腸閉塞による下痢の特徴や注意点についてまとめています。 腸閉塞は早めに対処すれば深刻な事態を避けられる病気です。 兆候に気付いたら、なるべく早いうちに病院で検査を受けましょう。 下痢が続いているなら 腸が様々な原因によって詰まってしまい、食べ物や水分や消化分泌液・ガスなどが通過できなくなって痛みや他の症状を引き起こすのが腸閉塞です。 その詰まり方も完全に詰まってしまう場合と、部分的に詰まっている場合とがあります。 完全に詰まってしまうと重度の便秘となりますが、 一部が詰まっている場合は下痢として現れることが多いようです。 また下痢に伴って嘔吐もある場合には、腸のうちでも小腸が閉塞している場合におき、大腸が閉塞している場合には嘔吐は比較的少ないようです。 部分的な詰まりであれば、絞扼など命の危険があるような状況ではないかもしれませんが、そのまま放置すると完全に詰まって腫れや炎症も悪化していく可能性があります。 特に腸閉塞は再発しやすい病気でもありますから、以前に一度経験された方は下痢や嘔吐などの兆候が見られたら、すぐに病院で診察を受けることをお勧めします。 また下痢が続くようなら、病院ではっきりした結果が出るまでは食事は控え、水分補給も様子をみながら行っていきましょう。 閉塞解除後の下痢 腸閉塞が解除されて通りが良くなった時も下痢が起きやすくなります。 これは閉塞によって腸内にたまっていた多量の未消化の食物などが一気に通過するためです。 しかし、この場合には一時的な症状として現れますから、以後は腸閉塞による下痢が生じることはなくなるでしょう。 あとは食生活に気を付けて再発を防ぐことが大切となってきます。 まれに腸閉塞で 開腹手術を行った場合に下痢が続くことがあります。 これは手術によって消化機能が低下してしまったことが考えられます。 このような場合には消化の良い食べ物を選んで食べるとともに、よく咀嚼し消化を良くして食べるように日々気をつけるしかありません。 そして、いつもと違う腹部の痛みを感じたり、嘔吐が続くような場合は再発の可能性もありますから、やはりその都度病院で診てもらったほうが安心でしょう。 食べ過ぎや油の多い食事の摂りすぎには重々気を付けてください。 関連記事:.

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腸閉塞の初期症状!原因や治療は?入院や手術しないでも治せる?

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一般に、熱はないか、あっても微熱程度ですが、高熱をみとめた場合には、腸炎や腹膜炎などの炎症を伴った腸閉塞が疑われます。 病気が進行すると、おなかがはって呼吸がしにくくなり、また、腸の吸収障害とくり返される嘔吐によって皮膚が乾燥したり、脈が速くなったり、脱水症状が出現します。 しだいに、腸壁の細菌に対する防御力が弱くなり、腸管内の毒性物質が腸壁から吸収されてしまいます。 また、腸への血流障害がある場合、腸壁がくさって腹膜炎、敗血症、ショック状態へと進み生命に危険な状態になります。 jiji. 腸閉塞の悪化は、腸管の壊死を招き、それがまた違う内臓にも影響を与えてしまうため、死に至るケースもあります。 手術をしても完治はできず、長年にわたり合併症が発生することもあると言いますから、少しでも不安を感じたら、診察を受けたいです。 腸閉塞の原因 腸閉塞の原因は、医療関連の資料などにも「不明」と書かれていることが多いです。 その理由は、他の病気も同時発症していたり、神経疾患などにもかかわりがあることから、たくさんの原因が複合的に関連しあっていることが示唆されているためです。 腸閉塞の予防法 原因がわからないので予防もとても難しい腸閉塞。 腸閉塞の一部ではありますが、食べ過ぎや運動不足によって起きる腸閉塞に関しては、食生活を見直すことも有効なのだそうです。 大腸肛門病センター高野病院のホームページによると、やはり消化の悪いものを食べ過ぎると、腸閉塞を起こしやすくなるのだとか。 食べ過ぎも危険です。 腸内環境を整えようと思ったら、たくさんとりたい食物繊維も、小腸や大腸の手術後やお年寄りのように少し消化機能が弱っている状態の方は、食べるのを控えましょう。 まとめ 腸閉塞は、激痛が走る場合ももちろんありますが、便秘や下痢、低い発熱など、自分の健康意識が高くないと、通り過ぎてしまいそうな症状によるものも多い病気です。 その割に、ほおっておくと、腸が壊死したり、なんども再発する腸閉塞に悩まされている患者さんも多く、とても怖い病気です。 ちょっとでも違和感を感じたら、ちゃんと医師に相談することを意識したいですね。

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腸閉塞(イレウス)の手術と保存的治療-主な治療法や診断方法とは?

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腸閉塞 イレウス)の原因 腸閉塞の原因は機械的によるものと、機能的によるものの大きく2つに分けられます。 〇機械的腸閉塞 腸に何らかの力が加わって、腸管が狭くなったり詰まってしまう状態です。 機械的腸閉塞には次のようなものがあります。 腸閉塞の症状 腸閉塞になると腸管の中に食べ物やガスなどの内容物が充満し、スムーズに流れなくなるので次のような症状が現れます。 ・腹痛 ・吐き気 ・嘔吐 ・便秘 ・おならが出ない ・腹部膨満 ・顔面蒼白 ・冷や汗 ・頻脈 など 腸閉塞の予防方法 腸閉塞になる原因の中で1番多いのは、腹部の手術をした後の癒着です。 手術後の食事に気を配ることで、腸閉塞の発症をリスクを減らすことができます。 また薬物治療によって排便のコントロールを行うこともあります。 〇消化のよいもの ・赤身肉(牛、豚) ・皮なし鶏肉 ・鶏ささみ肉 ・白身魚 ・豆腐 ・高野豆腐 ・ひきわり納豆 ・お粥 ・食パン ・うどん ・マカロニ ・スパゲティー ・じゃがいも ・里芋 ・長芋 ・りんご ・桃 ・バナナ ・缶詰フルーツ ・コンポート ・煮物(かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、キャベツ、大根など) 〇控えた方がよいもの ・脂っこいもの(とんかつ、からあげ、カツレツ、天ぷらなど) ・豚バラ ・霜降り肉 ・ベーコン ・いか ・たこ ・大豆 ・小豆 ・おから ・玄米 ・赤飯 ・ラード ・わかめ ・昆布 ・ひじき など 〇排便コントロールについて 漢方薬や下剤などを服用することで、腸管の働きを高め便秘を防ぎます。 腸閉塞の治療法 腸閉塞の治療は手術を行う方法と手術をしない保存療法があります。 ・手術 保存療法では改善できないような症状が重い場合に行われる治療です。 手術では腸管が詰まった原因(腫瘍、異物、ねじれ、)を取り除いたり、癒着している部位ははがしたり腸管を切除したりします。 場合によっては人工肛門を作ることもあります。 ・保存療法 症状が軽い場合に行われる治療法です。 絶飲食にして胃や腸の働きを休め、絶飲食の間は点滴を投与します。 鼻から腸まで管を通して、腸管の中にたまった食べ物やガスなどの内容物を吸引します。 腸閉塞を放置しておくとどうなるの? 食べ物やガスなどの内容物がたまった状態で、腸管の中が流れない状態が続くと脱水や電解質異常が現れます。 電解質異常とはナトリウムやカリウムなどの電解質のバランスが崩れ、体液や血液などの濃度のバランスを保てなくなる状態です。 腸管壁の血管が圧迫され血流障害が生じた状態が続くと、出血や潰瘍がみられたり、腸管が破れて内容物が飛び出し(穿孔)腹膜炎を起こしてしまいます。 腹膜炎などの重篤な状態になると意識障害やショック状態を引き起こし、死に至る危険性もあります。 カテゴリー•

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