収束と終息。 新型コロナの「収束」か、「終息」か。間違いやすい言葉の違い

新型コロナ1年で収束せず 専門家は厳しい見方、五輪にも影響|医療ニュース トピックス|時事メディカル

収束と終息

「収束」と答える人もいれば、「終息」と答える人もいるかもしれません。 果たしてこの2つの言葉はどう違うのか、また「集束」や「終結」との意味の違いも気になるところです。 そこで今回は、「収束」「集束」「終息」「終結」の意味と違いについて解説していきます。 収束とは 「収束」とは、「おさまりがつくこと」という意味の言葉です。 分裂・混乱していたものにまとまりがつき、無事におさまることを指しています。 「事態が収束に向かう」「争いが収束する」のように使われます。 「収束」の「収」は「おわる」「やむ」を表し、「束」は「たばねる」「くくる」を表しています。 「収束」のもう1つの意味合いが、「ある値に限りなく近づくこと」というものです。 こちらは数学用語としての意味合いになり、「収斂(しゅうれん)」とも呼ばれます。 数列の項が、ある一つの有限確定の値にいくらでも近づくことや、無限級数の和が有限確定の値であることなどを指します。 また、収束には「光線などが一点に集まること」という意味合いもあります。 「集束」との違いについては、以下で見ていきましょう。 集束とは 「集束」とは、「多くの光線が一点に集まること」という意味の言葉です。 光などの束が、1つの点に集中することを言います。 これは、「収束」の一部の意味合いとまったく同じものです。 「収斂」とも呼ばれます。 「集束」の「集」は「寄り合う」「つどう」を意味しており、「束」は上記のように、「くくる」などを意味します。 「集束」という言葉が使われるのは、「集束レンズ」や「集束イオンビーム」などといった場合です。 「集束レンズ」は光線を一点に集めるために使うレンズのことで、「コンデンサー」とも呼ばれます。 「集束イオンビーム」は、微細加工などで使われる、イオンを電界で加速したビームを細く絞ったもののことです。 このように、「集束」は「収束」と一部意味合いが重なりますが、「おさまりがつく」などの意味は持たないところが違いになります。 終息とは 「終息」とは、「おわること」「やむこと」という意味の言葉です。 何らかのものごとが終わりを迎えることを言います。 「終息」の「終」は「完了する」「つきる」を意味し、「息」は「呼吸」の意味を持ちますが、この場合は「止める」や「終わる」を意味します。 「新型肝炎の終息宣言が出された」のように使われます。 「終息」は「収束」と混同しやすい言葉ですが、意味合いには微妙な違いがあります。 「収束」は「おさまりがつく」という意味で、「一定程度落ち着く」ことを表していますが、「終息」は「完全に終わること」を意味しています。 終結とは 「終結」とは、「ものごとが終わりになること」という意味の言葉です。 それまで継続していたものごとに、決着がつくことを表しています。 読み方は、「しゅうけつ」です。 「終」は前述のように「完了する」を意味し、「結」もこの場合は、「終わりになる」を意味しています。 「内戦が終結した」「裁判がようやく終結する」のように使われます。 「終結」と「終息」は、どちらも「終わる」という意味の字を2つ重ねて作られています。 そのため意味合いもほぼ同じで、違いはほとんどないと言えます。 ただ、「終結」は「決着がつく」という意味合いを含むことから、「終息」よりも「はっきり終わる」というニュアンスを含むという点で区別できます。

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7378「『収束』か?『終息』か?」 | (ytvアナウンサー)『道浦TIME』

収束と終息

「収束」と「終息」の意味 デジタル大辞泉で調べてみると 「収束」とは 「収束」の「収(シュウ)」には「取りまとめる」「まとまる」という意味があり、「束(ソク)」には、「引き締めて一つにまとめる」という意味がありました。 そして、「収束」の解説には、 「収束」 分裂・混乱していたものが、まとまって収まりがつくこと。 また、収まりをつけること。 とありました。 ここで言う「分裂」とは「一つのまとまりが、いくつかのものに分かれること」で、「混乱」とは「物事が入り乱れて秩序をなくすこと。 いろいろなものが入りまじって、整理がつかなくなること」ですが、新型コロナウイルスによる今回の事態は「分裂」ではなく「混乱」にあたると思います。 また、「収める」には、「乱れているものを、落ち着いて穏やかな状態のする」という意味がありますから、 「収束」とは「混乱が落ち着くこと」 と言えます。 「終息」とは 「終息」の「終(シュウ)」には、「おわる」「おえる」「おわる」という意味があり、 「息(ソク)」には、「やむ」「しずめる」という意味がありました。 そして、「終息」の解説には、 「終息」 物事が終わって、やむこと。 とありました。 「物事が終わって、やむこと」の「物事」とは新型コロナウイルスによる「混乱」ですから、 「終息」とは「混乱が終わったこと」 と言えます。 ここまでをまとめます。 「収束」とは「混乱が落ち着くこと」• 「終息」とは「混乱が終わったこと」 さらに、「収束」と「終息」について、道浦俊彦タイムに次の記事がありましたので引用させていただきます。 つまりピークを越えて、その『流行のベクトルがマイナス』に向かい始めたら『収束』。 『流行の停止』が『終息』だと思います。 」 また、NHK文研の「最近気になる放送用語」には、次のようにありました。 「終息」は「完全制圧」であるのに対して、「収束」の場合には、ほぼ事態が収まっていることを意味します。 ピークが過ぎて流行が下火になった状態が「収束」で、完全に制圧された状態が「終息」なんですね。 「混乱が落ち着くと(収束)、その先に混乱の終わり(終息)が見えてくる」といった見通しを持ちたいものです。 「収束」と「終息」の使い方 それでは、「収束」と「終息」の使い方について考えてみたいと思います。 「収束」の使い方 「収束」には 「収束する」「収束を図る」「収束に向かう」などの言い回しがあります。 「争議が収束する」• 「争いが収束する」• 「事態の収束を図る」• 「事態は収束に向かった」• 「事故による混乱は収束した」 「終息」の使い方 「終息」には 「終息する」「終息を迎える」「終息に向かう」などの言い回しがあります。 「蔓延 まんえん していた悪疫が終息する」• 「インフレが終息する」• 「戦争が終息を迎える」• 「事件は終息に向かっている」 「収束」と「終息」を使ったミニコラム 最後に、「収束」と「終息」を使ったミニコラムを書いてみました。 新型コロナウイルス流行のさなか、9回目の3. 11を迎えました。 東日本大震災による混乱は一見落ち着いたように見えますが、行方不明者の捜索は今も続けられています。 かさ上げ工事、防潮堤の建設などが進んでいますが、被災者の生活再建はいまだ道半ばです。 また、福島第一原発事故の被災地の再生は先が見えない状態にあります。 このように、震災直後の大混乱は 収束したと言えるのかもしれませんが、震災に関連する諸問題は決して 終息してはいないのです。 震災に関して言えば、何をもって「 収束」と言ってよいのか分かりません。 ましてや「 終息」などという言葉を使えるときはくるのでしょうか。 まとめ 今回の ポイントをまとめます。

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新型コロナウイルス“しゅうそく”は、収束? 終息?〈デキる社会人の言葉づかい〉

収束と終息

新型コロナウイルスによる社会的状況(問題や感染状況)などが落ち着いたら「収束」• 新型コロナウイルスを完全制圧できたら「終息」 「収束」は「感染症自体」ではなく、「感染状況」などに使うのがふつうのようです。 ふつう、「(例えば新型肺炎の)問題・感染状況」などについて使うことが多く、「新型肺炎」といった病気自体が「収束する」という言い方(書き方)は、あまりしません(なお、似たことばとして「集束」というものもありますが、これは「光の束が一か所に集まること」を意味する物理学の専門用語です)。 出典: 「新型コロナウイルスの感染の広がりはしゅうそくに近づいている」 この例文の場合、「収束」と「終息」どちらも使うことができますね。 新型コロナウイルスによる問題や感染状況が収まってきた時は「収束」、完全に終わった時は「終息」です。 「終息宣言」が出される日が一日も早く来ますように! 「収束」「終息」の違い、意味や使い分けまとめ 今回は、「収束」と「終息」の意味や使い分けなどをお伝えしました。 以下がまとめになります。 収束・・・おさまりがつく• 終息・・・続いていたことがすっかり終わる 使い分け• 収束・・・状況や事態などが一定の状態に落ち着くこと• 休業できない職種のかたの心労も、かなりのものだと思います。 ですが、悲観してばかりもいられません。 不要な外出を避ける• 人込みを避ける• 家族総出の買い物をしない• マスクを着用•

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