レルベア。 レルベア|医療関係者向け情報 GSKpro

レルベア分解記

レルベア

喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療に用います。 作用 【働き-A】 喘息は「気道の慢性炎症にもとづく病気」と考えられるようになりました。 気管や気管支が炎症により過敏になり、少しの刺激でけいれん収縮し気道が狭くなります。 そして、ゼーゼー・ヒューヒュー呼吸が苦しくなるのです。 この吸入薬には、2種類の有効成分が配合されています。 一つは、フルチカゾンというステロイド薬です。 ステロイドには強い抗炎症作用があり、気道の炎症をおさえることで喘息発作を起こりにくい状態にします。 こちらは気道を広げ、呼吸を楽にする役目をします。 同系としては、心臓への影響が少なく、作用時間が長いのが特徴です。 これら2成分の相乗作用により 優れた呼吸機能改善効果をもたらします。 処方対象は、吸入ステロイド薬だけでは効果不十分なやや重い喘息に対してです(軽症持続型以上)。 予防薬になりますので、毎日定期吸入することになります。 【働き-B】 慢性閉塞性肺疾患いわゆるCOPDは、気管支や肺胞に病変を生じ、非可逆的な気道閉塞障害を起こす病気の総称です。 咳や痰が多くなり、少しの動作で息切れするなど体動時の呼吸困難が特徴的です。 これには従来の慢性気管支炎と肺気腫が含まれます。 慢性閉塞性肺疾患に対して、予防的に定期吸入することで、呼吸を楽にし息切れ症状をやわらげます。 症状が不安定で増悪をくり返す場合や、気道に炎症がみられ喘息様症状をともなうなど やや重い症例に好適です。 【薬理】• ステロイドには組織の反応性を低下させる作用があります。 気道における抗炎症作用は、炎症起因物質のサイトカイン、マスト細胞、好酸球などを減少させることによります。 そのほか、血管透過性抑制作用や粘液分泌抑制作用もあります。 とくにフルチカゾンは、他のステロイド剤よりも脂溶性が高く、組織への滞留が長いのが特徴で作用も強力です。• また、作用時間が長い長時間作用型になります。 【臨床試験-A】 この薬と、ステロイド吸入薬のフルチカゾン単独療法との比較試験が行われています。 参加したのは日本人62人をふくむ気管支喘息の患者さん2019人。 このうち1009人はこの薬による併用療法を、別の1010人はフルチカゾン単独療法をおこないます。 有効性を判定する評価項目は、肺活量(FEV1:1秒間努力呼気量) L の変化量です。 肺活量は、喘息の病状を客観的にとらえる重要な指標です。 また、別の評価項目として、入院が必要なくらい病状が悪化した人の割合についても調べます。 57)上昇、フルチカゾンの人達で0.26(2. 45)上昇しました。 この薬で併用療法をおこなったほうが肺活量がより改善し、長期管理薬としての有効性が示されたわけです。 実際の喘息の増悪リスクについても、この薬により低下することが確かめられたのです。 【臨床試験-B】 慢性閉塞性肺疾患に対する効果も調べられています。 初期治療として標準的な気管支拡張薬単独療法との比較試験です。 参加したのは病状が思わしくない中等症以上の慢性閉塞性肺疾患の患者さん1620人。 そして、3カ月後の肺活量(FEV1)の変化量を比較するのです。 その結果、この薬を吸入した人達の肺活量が平均0.12(1. 41)上昇したのに対し、単独療法では0.08(1. 29)の上昇にとどまりました。 この薬による併用療法により肺活量が改善し、また病状がより安定することが示されたわけです。 喘息にくわえ、慢性閉塞性肺疾患に対する効能が2017年に追加承認されました。• 作用時間が長く、吸入回数は1日1回(他の同類薬は1日2回)。 長期管理薬として利便性の高い吸入剤です。 ドライパウダー吸入式で、専用のエリプタという吸入器を使って吸入します。 カウンターで残量がひと目でわかります。• ステロイド薬のフルチカゾンの配合量が異なる2種類の製品が販売されています。 喘息では、中等症までは低用量製剤(100)を、効果不十分な重症例には高用量製剤(200)の処方が想定されます。 一方、慢性閉塞性肺疾患には低用量製剤を用い、適応となるのは気管支拡張薬で効果不十分な場合に限ります。 注意 【診察で】• 心臓病や肝臓病など、持病のある人は医師に伝えておいてください。• 使用手順や吸入方法を実演で指導してもらいましょう。 また、過度な使用による不整脈のリスクなど、注意事項や副作用についても十分説明を受けてください。 【注意する人】• 結核をふくめ細菌や真菌による重い感染症にかかっている人は、慎重に使用する必要があります。• 心臓病のある人は、不整脈の発現に注意するなど慎重に用いるようにします。• 肝臓の働きが悪いと、この薬の血中濃度が増加し、全身性の副作用がでやすくなるおそれがあります。• 糖尿病のある人は血糖値の上昇に留意ください。 【飲み合わせ・食べ合わせ】• エイズの薬のリトナビル(ノービア)との併用には注意が必要です。 併用により、フルチカゾンの血中濃度が上昇し、強い副作用がでるおそれがあります。• アドレナリン(ボスミン)や、イソプレナリン(ストメリン、イソメニール、プロタノール)などカテコールアミン製剤との併用により動悸や不整脈の副作用がでやすくなります。 抗不整脈薬や三環系抗うつ薬などとの併用により、不整脈のリスクが増大するおそれがあります。 【使用にあたり】• 予防薬として毎日規則的に吸入する必要があります。 1日1回、決められた時間帯に吸入してください。• 専用の吸入器エリプタにセットされているドライパウダーを吸入します。 詳しい使用手順や吸入方法は説明書にならってください。• 吸入後、うがいをし口をすすぎましょう。 嗄声や口内炎を予防するうえで大切です。 うがいは、十分水を含み、上を向くガラガラうがいと、グチュグチュする含みうがいを10秒ほど2回以上おこなうと効果的。 上向きうがいができなければ、含みうがいのあと、水を飲むだけでも違います。 食前に吸入し直ちにうがい、食後に歯磨きをすればほぼ完璧です。 外出先で うがいができなければ、テイッシュにつばを吐き出すだけでもよいでしょう。• 決められた時間帯に吸入できなかった場合は、できるだけ早くその日のうちに吸入してください。 その日に吸入できなければ、その日の分は抜かしてください。 1日1回までとし、2回分を一度に吸入してはいけません。• 起きている発作を止めるのには向きません。 発作時に他の速効性の吸入薬を使うよう指示されている場合は、その吸入薬を直ちに吸入してください。 決められた回数を吸入しても発作がおさまらない場合や、たびたび起こる場合はすみやかに受診してください。• 炎症がひき気道過敏性が改善されるまでに3〜6ヵ月かかります。 よくなったからと自分だけの判断でやめてはいけません。 急に中止をすると、反動で症状が悪化します。 減量・中止をする場合は、医師の判断で徐々に減量するようにします。• 喘息では、症状をコントロールできる最少用量に調節します。 漫然と長期大量使用を続けることは好ましくありません(全身性の副作用がでやすくなります)。 症状が安定したなら、単剤の吸入ステロイド薬への切り替えが必要かもしれません。 逆に効果不十分ならば増量を考慮します。 そのときの症状に応じ、きめ細かな指導を受けるとよいでしょう。 【検査】 高用量製剤を長期大量使用している場合は、全身性の副作用を調べるため定期的に検査をおこないます。 【備考】• 喘息治療のかなめは、吸入ステロイド療法です。 早期治療効果を実感しやすいというメリットがあるかもしれませんが、軽症例にむやみに用いるべきではありません。 吸入ステロイド薬で効果不十分な場合に限るなど、限定的に用いるべきでしょう。• 気管支拡張薬だけでは症状が不安定で増悪をくり返す場合に、吸入ステロイド薬との併用療法が考慮されます。 [注意2]患者に対し、次の注意を与えること。 本剤は発現した発作を速やかに軽減する薬剤ではないので、急性の発作に対しては使用しないこと。 [注意]本剤は増悪時の急性期治療を目的として使用する薬剤ではない。 医師の指示を必ずお守りください。 副作用 比較的多いのは嗄声です。 声がかすれたり、のどがイガイガしたりします。 また、多くはありませんが、口内炎(口腔カンジダ症)が現れることがあります。 もし、口の中に白いものができたら、医師に伝えてください。 これらの口腔内トラブルは、吸入後に十分うがいをすることで、たいてい予防できると思います。 吸入量が多いと出やすい副作用です。 そのような症状があらわれた場合は、早めに受診してください。 また、他の喘息治療薬とともに過度に使用していると、血液中のカリウム分が減少し、重い不整脈を起こしやすくなります。 決められた用量を守ることが大切です。 気道局所に作用するので、ステロイドの飲み薬にみられる全身性の副作用はまずありません。 ただし、まったくないとも言えません。 とくに長期大量使用時は、肺炎、骨粗鬆症、高齢者骨折、副腎皮質機能抑制、子供の成長遅延、白内障、緑内障などに念のため注意が必要です。 これらの検査を定期的に受けていれば安心でしょう。 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください• アナフィラキシー..発疹、じんま疹、全身発赤、顔や口・喉や舌の腫れ、咳込む、ゼーゼー息苦しい。• 肺炎..発熱、痰、咳、息切れ、息苦しさ。 【その他】• のどの刺激感、不快感、嗄声(声のかすれ、のどのイガイガ感)• 口腔・呼吸器カンジダ症(のどや口の刺激痛、口のなかに白いものができる)• インフルエンザ、上気道感染、気管支炎• 動悸(ドキドキ感)、頻脈、不整脈• 骨粗鬆症、骨折• いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。 まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。

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喘息の治療薬、アドエアとレルベアの作用・副作用の違いは?

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アドエアとレルベアの違いについて 2017. 19 内科 アドエアがフルモデルチェンジしたのがレルベアです アドエアとレルベアは同じメーカーです。 車と一緒でモデルチェンジして性能が良くなっています。 良くなったところは3つです。 当院において元々アドエアを使用していた患者さんにレルベアに変更しております。 薬を変更する前後で、患者さんの症状や呼吸機能は良くなる傾向が多いです。 アドエアの場合は朝や夕に吸入を忘れることがあっても、レルベアは忘れる回数が少ない傾向にあります。 そのため、調子が良い印象もあります。 全員に吸入方法を確認していますが、上手に使えている患者さんは半分もおりません。 そのため、簡単な吸い方のコツは下記の漫画を以前に作成しました。 ご参考にしてください。

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アドエアとレルベアの違いについて

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Search• 尚、「レルベアエリプタ」は本年9月20日に厚生労働省より承認を受け、11月19日に薬価収載されております。 GSKジャパンの社長、フィリップ・フォシェは次のように述べています。 「呼吸器領域のリーダーとして気管支喘息で苦しむ日本の患者さんに「レルベアエリプタ」をお届けできることを嬉しく思います。 私たちにとって患者さん中心の医療は最優先事項であり、今後も喘息に苦しむ患者さんが豊かな生活を送れるよう更なる研究開発と情報提供に努めて参ります」 Theravance社のCEO、Rick Winninghamは次のように述べています。 「「レルベアエリプタ」を気管支喘息の患者さんにお届けすることは、これまで行われてきた研究開発のプロセスにおいて重要なマイルストーンであると考えています。 GSKと同じく、我々も日本の気管支喘息患者さんに新たな治療の選択肢をお届けできることを誇りに思います」 Theravance社はGSKとの契約により、日本での「レルベアエリプタ」発売のマイルストーン達成に対し、1000万米ドルを支払います。 本適応の承認は、日本人も含めた計9,569名の患者さんに参加頂いた17の試験結果をもとに検討されました。 尚、「レルベアエリプタ」の概要は以下の通りです。 気管支喘息について 気管支喘息は気道の慢性炎症と狭窄を特徴とし、特に夜間から明け方に喘鳴(ぜんめい)胸痛、呼吸困難や咳といった呼吸器症状がおこる疾患です。 気管支喘息の原因は完全には解明されていませんが、アレルギーの原因物質を吸い込み、気道にアレルギー反応が生じることで誘発されるとされています。 これらの原因物質には煙やほこり、動物なども含まれます。 喘息治療は進歩しているとはいえ、2012年には未だに1874人が死亡しています。 さらに、喘息の治療目標は「健常人と変わらない日常生活が送れること」ですが、日本では60%もの患者さんが喘息により日常生活に何らかの支障をきたしていることが、本調査から分かりました。 <参考> 1. 厚生労働省 喘息死ゼロ作戦評価委員会「喘息死ゼロ作戦の実行に関する指針」 生きる喜びを、もっと Do more, feel better, live longer グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くすことを企業使命としています。 Theravance社について(こちらの正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します) Theravance社は自社開発品並びに他の製薬企業との戦略的な提携によるパイプラインを有するバイオ医薬品企業です。 Theravance社は呼吸器、感染症、あるいは中枢神経領域を含む様々な疾患領域における低分子量化合物の創薬、開発、販売を行っています。 Theravance社は独自のMultivalencyの手法を用いた研究開発戦略を追求し、アンメットメディカルニーズが存在する領域にも更なる貢献ができるよう業界でもトップクラスの活動を進めています。 Theravance社に関する詳細については をご確認ください。 Theravance forward-looking statements This press release contains certain "forward-looking" statements as that term is defined in the Private Securities Litigation Reform Act of 1995 regarding, among other things, statements relating to goals, plans, objectives and future events. Theravance intends such forward-looking statements to be covered by the safe harbor provisions for forward-looking statements contained in Section 21E of the Securities Exchange Act of 1934 and the Private Securities Litigation Reform Act of 1995. Examples of such statements include statements relating to the status and timing of clinical studies, data analysis and communication of results, statements regarding the potential benefits and mechanisms of action of drug candidates, statements concerning the timing of seeking regulatory approval of our product candidates, statements concerning the enabling capabilities of Theravance's approach to drug discovery and its proprietary insights and statements concerning expectations for product candidates through development and commercialization and projections of revenue, expenses and other financial items. These statements are based on the current estimates and assumptions of the management of Theravance as of the date of this press release and are subject to risks, uncertainties, changes in circumstances, assumptions and other factors that may cause the actual results of Theravance to be materially different from those reflected in its forward-looking statements. Important factors that could cause actual results to differ materially from those indicated by such forward-looking statements include, among others, risks related to delays or difficulties in commencing or completing clinical studies, the potential that results of clinical or non-clinical studies indicate product candidates are unsafe or ineffective, our dependence on third parties in the conduct of our clinical studies, delays or failure to achieve regulatory approvals for product candidates, risks of relying on third-party manufacturers for the supply of our product and product candidates and risks of collaborating with third parties to develop and commercialize products. These and other risks are described in greater detail under the heading "Risk Factors" contained in Theravance's Quarterly Report on Form 10-Q filed with the Securities and Exchange Commission SEC on November 1, 2013 and the risks discussed in our other periodic filings with the SEC. Given these uncertainties, you should not place undue reliance on these forward-looking statements. Theravance assumes no obligation to update its forward-looking statements. THRX-G•

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