弘前 レンガ 倉庫 美術館。 弘前れんが倉庫美術館 開館記念展を発表|なびたび北東北

弘前れんが倉庫美術館 2020/7/11グランドオープン|青森弘前:弘南鉄道株式会社

弘前 レンガ 倉庫 美術館

|産業遺産をクリエイティブ・ハブへ 青森を代表する史跡・弘前城からほど近い、弘前市吉野町。 ここにある「吉野町煉瓦倉庫」が、2020年に現代美術館へと生まれ変わる。 「吉野町煉瓦倉庫」は、明治期にシードル(リンゴ酒)工場として建造されたもので、第二次大戦後に吉井酒造に引き継がれて倉庫となったもの。 かつて、奈良美智が3回にわたり個展を開催した場所として、その存在を知っている人も多いだろう。 近隣には弘前城や前川國男が設計した弘前市民会館などもある、文化的なポテンシャルが高い地域に位置する。 現在の吉野町煉瓦倉庫 ここを「弘前市芸術文化施設(仮)」と称した現代美術のクリエイティブ・ハブへと生まれ変わらせる計画の概要が、11月27日に明らかにされた。 同施設の基本理念とミッションは、「きわめて先進的な内外のアートの紹介の場」「現代の科学技術やデザインの発展を若い人々とシェアすることができるクリエイティブハブ」「地域の住民がアートやデザインを学び、集うコミュニティのための場」「所蔵品、レジデンス事業、企画展という3つの機能をつなぐ基盤」の4つ。 事業は、今年5月に発足した「弘前芸術創造」(代表=平出和也。 スターツコーポレーション、大林組、NTTファシリティーズ、エヌ・アンド・エーなど8社が共同出資)が行う。 事業費は建築改修、施設整備と、開業から15年間の運営費、維持管理費などあわせて約42億円で、約6万7000人の年間入館者数を見込んでいる。 レンガ倉庫を美術館に変えることはあまり例がなく、非常に難易度が高いチャレンジですが、驚きと感動に満ちあふれる施設にしたい」と意欲を語る。 左から南條史生、葛西憲之、平出和也、田根剛 |新たなエコシステムを目指す では「弘前市芸術文化施設(仮)」の具体的な中身を見ていこう。 まずその骨子となる運営方針について、総合アドバイザーの南條はこう説明する。 「いま、文化施設をつくるときには、社会からの要請を考えていく必要があります。 いまの日本で地域が文化施設をつくることの第一義は地域活性化ですが、その『活性化』にはいろいろな意味合いがあり、経済の活性化、アートによるまちづくり、ものづくり支援などを考えなくてはいけない」。 会見に登壇した南條史生と平出和也 南條が強調するのが、「新しいエコシステム」の必要性だ。 たんに作品を展示する場所ではなく、世界中からアーティストを招聘し、地域の人々と交流し、作品を制作・展示。 そしてその作品を収集(コレクション)する。 この一連の流れを確立させ、様々な文化活動が生じた結果として、新しい文化が醸成されることを狙うという。 また、南條は同施設の計画方針に、「サイトスペシフィック(場所性)」と「タイムスペシフィック(時間性)」の2点を挙げる。 その場所の固有性を生かした「サイトスペシフィック」については、多分に前例がある。 いっぽうの「タイムスペシフィック」とは何を意味するのか? 「この限られた空間を多様なニーズにあわせてどう使い分けていくか。 それぞれの部屋を時間でシェアすることで解決していこうということです」。 既存建築という制約のなかで、美術館を運営していく上での工夫だと言える。 レンガ倉庫という特殊な条件下でここをリノベーションするのは、2016年10月に開館したエストニア国立博物館を手がけた気鋭の若手建築家・田根剛。 日本では初となる美術館建築について、次のように話す。 設計について説明する田根 「これからは、歴史ある建物の文化の深みを新しい時代のかたちに変えていく。 これだけ老朽化した建物は耐震性も含めて非常に難しいですが、この質感を最大限残し、改修していきます」。 この歴史を継続するコンセプトについて、田根はイギリスのテート・モダン(元火力発電所)など、産業遺産を活用した美術館事例にも言及。 単純に本来の建物にデザイン性を付加するのではなく、歴史の継続性を重視し、改修を行うことの意義を強調した。 現状の倉庫内部。 大空間が広がっている 田根にとって「美術館」とはなんなのか? この問いに対して田根はこう答える。 「美術館の魅力は時代の未来をつくる場所だということ。 アーティストもそのチャレンジをしていると思うし、それを見せるための空間や場のあり方にはまだまだ可能性があります。 ホワイトキューブは一つのスタンダードではありますが、いっぽうで来なくては体験できないようなサイトスペシフィックな空間のあり方は、美術と建築の融合だし、まだまだ未来があると思います」。 「建築は記憶を引き継げるのか、というチャレンジだと思います。 建築は記憶装置なので、これまでのレンガ倉庫と、これからの設計による建築と、アーティストが使うことで生まれる記憶が折り重なることに意味がある。 一筋縄ではいきませんが、これからの日本、とくに地方で建築をつくることの意義じゃないかなと考えています。 『新しい』という価値だけではない未来や可能性を示さなければいけません」。 現状の倉庫内部 |記憶を継承し、再生する では具体的な建築計画を見ていこう。 まず目を引くのが屋根だ。 屋根は、シードルの色を喚起させる「シードル・ゴールド」の屋根葺になり、太陽光によって様々な表情を見せる新しい風景が生み出される。 傷んだ外壁は赤レンガで新たに覆われ、現在の姿が継承されるという。 懸念されている耐震性については、レンガの中に鉄のロットを埋め込むという日本ではあまり例のない工法によって、耐震化される。 エントランスがあるA棟には3つのスタジオ(1階)とライブラリー、ワークラウンジ(2階)があり、コミュニティースペースとしての意味合いが強い。 A棟から続くB棟には、高さ15メートルの展示室をはじめとする5つの展示室が創出され、真っ黒なコールタールの壁を生かしたスペースなど、ホワイトキューブとは異なる空間が特徴的だ。 また、C棟にはカフェやミュージアムショップが入り、市民に開かれた場所になる。 レンガ敷きのこの道は、市民が活用できるパブリック・スペースとなるとともに、様々なプログラムが展開可能な場所として機能。 周囲からの導線としても重要な役割を果たすという。 外観イメージ。 左からC棟、A・B棟。 企画展とコレクションは「赤レンガ倉庫の建築と対話し、新たな創造性を喚起する作品」「弘前・東北地域の対話を促し、その自然、歴史、物語を素材とする作品」「人々に現代における新たな創造性を喚起させる作品」の3つが柱となる。 2020年4月に開館を予定する「弘前市芸術文化施設(仮)」は、美術館の新しいあり方を示すことができるだろうか。

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6月1日にプレ・オープンした〈弘前れんが倉庫美術館〉が設計者の田根 剛氏のインタビューを公開 |COMPETITION & EVENT|TECTURE MAG(テクチャーマガジン)

弘前 レンガ 倉庫 美術館

弘前れんが倉庫美術館について ABOUT Hirosaki Museum of Contemporary Art 2020年6月1日 月 プレオープン 明治期より100年にも及び、近代産業遺産として青森県弘前市の風景を形作ってきた吉野町煉瓦倉庫が、改修を経て、場所の記憶と歴史を継承する美術館に生まれ変わる。 建物の魅力を最大限に生かした国内外の先進的なアートを紹介するとともに、弘前そして東北地域の歴史、文化と向き合う同時代の作品を中心に収集・展示する。 過去から現在、そして未来へと繋がる新たな創造性を喚起する文化創造の拠点となる。 明治・大正期に弘前市の醸造家・福島藤助が酒造工場として建造した煉瓦倉庫では、戦後、リンゴを原料としたシードルが日本で初めて大々的に生産された。 また2002年、2005年、そして2006年と過去3回、弘前市出身のアーティスト奈良美智氏による展覧会が開催された場所としても知られている。 吉野町緑地とともに弘南鉄道大鰐線中央弘前駅、最勝院五重塔、そして岩木山を望むことができるこの場所は、弘前の街の風景として、市民に長年親しまれている。 アクセスマップ ACCESS MAP 〒036-8188 青森県弘前市吉野町2-1 弘前れんが倉庫美術館 利用案内 INFORMATION 弘前れんが倉庫美術館 公式サイトURL 所在地 〒036-8188 青森県弘前市吉野町2-1 最寄駅 JR弘前駅 開館時間 開館時間 09:00〜17:00(最終入館時間 16:30) 開館時間についての追記事項 弘前れんが倉庫美術館は、2020年4月11日(土)の開館を延期していましたが、新型コロナウイルス感染症の予防・拡散防止対策を整え、6月1日(月)より事前予約制でプレオープンを実施します(弘前市民、青森県民対象)。 詳細は公式サイトをご確認ください。 最初の感想・評価を投稿してみませんか? (展覧会についての感想・評価は、各展覧会のページよりご投稿をお願いいたします。 こちらは、「美術館」自体についての感想・評価の投稿欄となります。 ) 弘前れんが倉庫美術館 開催展覧会情報 EXHIBITION INFO.

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追記 2020年6月2日 6月1日にプレ・オープンした〈弘前れんが倉庫美術館〉が、館の建築設計を手掛けた田根 剛氏のインタビュー映像をで公開。 6回シリーズで投稿されるとのことです。 記憶の継承【建築家・田根剛インタビューVol. 1 】 第1回は、弘前れんが倉庫美術館の設計コンセプトである「記憶の継承」について。 田根さんが建築に込めた思いとは。 初出 2020年5月16日 開館日が延期されていた、青森県の〈弘前れんが倉庫美術館〉が、公式ウェブサイトおよびSNSにて、6月1日(月)にプレ・オープンすることを発表しました。 〈弘前れんが倉庫美術館〉は弘前市の中心部に位置し、元は明治時代にシードルの酒造工場として建てられた煉瓦建築です。 戦後に倉庫として使用され、奈良美智の個展会場としても利用されたこともある、青森の歴史産業遺産でした。 この旧称を、フランス・パリに拠点を構える建築家の田根 剛が率いるAtelier Tsuyoshi Tane Architectsが、美術館として再生(コンバージョン)しました。 田根氏はこれまで、DGT. (DORELL. GHOTMEH. 参考:「建設通信新聞」記事(2017年12月13日) 【吉野町煉瓦倉庫】美術館を核とする文化施設に 既存施設をできるだけ残し改修 Atelier Tsuyoshi Tane Architects 公式ウェブサイト<>より(画像も同じく) 開館スケジュールは昨年7月に発表され、2020年4月11日(土)に開館する予定でしたが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の予防・拡大防止のため、スジケジュールが延期となっていました。 6月1日(月)より、館内にアルコール消毒液を設置、換気などの対策を講じて、プレオープンするとのことです。 プレオープン中の休館日や開館時間、そのほか現時点での注意事項は、5月15日に同館が発表したプレスリリースで確認できます。 弘前れんが倉庫美術館 公式インスタグラム(Instagral) 公式ツイッター(Twitter).

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